国民全体の整体として考えてみました
健康道場のブログですが、今日も10万円の給付とか、休業の給付とかそういうのが出てきています。
みなさん辞退などしないで、申請して受け取って使いましょう、というお話です。普段は「個人の身体」がテーマですが、それが国民全体の生命にかかわってくる話だからです。集団的健康と言えばいいのかな。私にとっては整体の話なんです。
●休業要請支援金(府・市町村共同支援金)
http://www.pref.osaka.lg.jp/keieishien/kyugyoshienkin/index.html
●中小事業者・個人事業主 持続化給付金
https://www.jizokuka-kyufu.jp/
【GWに久しぶりに大阪に出て衝撃】
GWにどうしても一日道場に行く必要がありました。休業補償の給付を受けるための申請のための資料が必要だったのです。(道場の外観や看板や室内の写真がないと、大阪府の休業補償は受けられないのです。多分、実態もないのに嘘をついて補償を受けようという腹黒い人がいるからなんでしょうね)
平日よりは祝日の方が人が少ないはずなので、その日にしました。少しでも対人接触リスクを避けるために南海電車の指定に乗りました。4両ある指定席に座っているのは始発の和歌山市駅の段階で私だけでした。道場の近所でも多くのお店が臨時休業されていました。帰りの自由席でも、一両の乗客は10人を超えることがありませんでした。
なんば駅の広告を貼り付ける掲示板みたいなところに、何一つポスターがありませんでした。天下のなんば駅にほとんど人はいません。(それはみなさんがちゃんと外出自粛をしているという素晴らしいことでもあるのですが)
一方でこんな乗車人数が続いて天下の南海電車、そのほかの鉄道会社であってももつのかなと思いました。ふだんならポスターを貼っているようなOSKとかみさき公園(閉園しましたけど)とか犬鳴山温泉とか高野山とか、どこもかしこも多分やばい。少し考えれば、ポスターや看板をつくるデザイン事務所や広告会社もやばい。すごい負の連鎖をそのときに実感したのです。
【自粛生活の裏側では】
テレビが無責任に怖い面ばかり強調しようとも「医療などへの適切な支援と隔離のための方策とそれを裏打ちする検査」「高齢者や妊産婦や福祉の現場などへの感染予防と機能維持のための支援」などが進んでさえいれば、大多数の方には、特に若い世代には恐怖の感染症などではない、という数字がでてきている病気です。
その「ちゃんと線を引けばやばくない」ということ、どうすればやばいか、どうやれば危険を減らせるかというのを公式にあきらかにしてアナウンスしないで、経済を止めてしまいました。止めている間もなにもかもアバウトのままで、検査数をたいして増やせなかった不完全な検査から出てくる感染者数を根拠に、さらに一か月の延長になってしまいました。(PCR検査数はGW明けにようやく少し増え始めました。関係者のご尽力に感謝)
ここまでくると、コロナでは死なないけれども経済的な死ぬ人が増えてしまうような事態を招きつつあります。その影響というのは、感染リスクがほとんどなくすことに成功していても、相当長期間続きます。そういうのを街に出て実感しました。日本の陽性者はのべで約16000人です。(9000人近くもう退院されているので、今感染している人は6600人です)隠れ感染者でほんとは10倍いたとして160000人です。死者600人です。
私の道場は路面店ではなくて、雑居ビルのオフィスフロアなので、家賃はまだ安い方です。スタッフもいません。物販ではないので仕入れはありませんので、支払いの恐怖は製造業や物販業や飲食の方に比べればしれています。さらに幸運だったのは、子ども三人がすべてきちんと就職が決まって、同居の子どもがいなくなったのがこの4月です。
3年前だったら、10年前だったらもうとんでもないことになっています。また私が商才があって、ビジネスとして拡大拡大で大きな健康道場にスタッフを複数抱えていたら、もう立ち行かないでしょう。
テレビ局もばかだなと思います。目先の恐怖はあおる切り口で視聴率を上げることにとどまっています。調べて整理して事実を客観的に伝えれば社会はパニくらないですむのに、それをしない。経済活動をストップさせていくほど、時間差でまわりまわってスポンサーになる大企業さえ大変になったら、テレビ局へ入ってくるお金も少なくなっていくからテレビ局だって大幅減収減益になるのにわからないのかな。
事実を隠蔽しろなんてまったく言っていませんからね。事実を並べたらそんなにひどくなくてすんでいるね、というデータが圧倒的に優勢やないかい、ということをそのまま出せばいいのにと言っているだけです。甘く見ろではないですよ。怖い面だけあおるなよです。
【だからといって無策のまま解除ではないですよ】
決して一斉に無秩序に街に繰り出して感染爆発を起こして大丈夫だなんて言っているわけではないですからね。医療や福祉が崩壊しないように、手立てを整える時間稼ぎはしないといけない。また経済活動を再開しても、感染爆発しないための行動指針のもっとも効果的なものを周知徹底する必要はありますから、それを国を挙げて全力でやってください、ということが前提ですから。
たたき案として藤井先生の提言はとてもいいと思うわけです。「最後の最後にどこで感染するかを見ていくと、結局は換気して、マスク、目と鼻と口 黙って食事」というあれですね。
https://38news.jp/economy/15795
https://38news.jp/economy/15822
動画だと下記がいいです。
https://youtu.be/Vu3EbKx_uU4
それで冒頭の話に戻りますが、10万円は国民全員申請できますが、それ以外の大阪府などの休業への補償のお金、また個人事業者や中小企業対象の持続化給付金(NPOなども対象になります)、そういうのを知らない人は少数だとは思いますが、万一見逃されている人は調べて申請して、そして使う。それが自分以外の人を助けるのにものすごく大事だということを次回書きます。
●休業要請支援金(府・市町村共同支援金)
http://www.pref.osaka.lg.jp/keieishien/kyugyoshienkin/index.html
●中小事業者・個人事業主 持続化給付金
https://www.jizokuka-kyufu.jp/
進化体操と和の体育
新大阪健康道場
津田啓史 拝
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