経済の整体 急げ!

今日も新しい動画を追加できました。

Yahoo!検索第一位の「やる気を出すにはどうすればいいか」で検索したときのトップに上がった方法を分析してみて、進化体操と和の体育という「からだからの視点」で解析すると、こんなふうに変わりますということをお話ししています。

 

『疲れてやる気が出ない時のやる気の出し方 Yahoo!検索一位の方法より少し使えるかも』

このブログやfacebookなどで紹介する前にとりあえずアップして宣伝する前の段階で、すぐに20名ぐらいの方が見られたのですが、親指マークの「高評価」というやつがその20人ぐらいの視聴者数の時に5人も付きました。こんなのは初めてですね。その後は6ですがこれでも多い方です。

 

*********

 

お金を回すことが、みんなが助かる道ですやんということを前回書きました。

 

政府や自治体からの補償というと、まじめな人ほど「いいのかな」とか思ってしまいます。自分で働いてもいないのにいいのかな、というような考えですね。だから返上するということも出てきます。

 

でも前回で書いたように、返上したら流通するお金が減るだけです。お金が動いていくときに人の仕事が生まれて、そうやって実際に人が働くということが、また「ただの紙切れ」に価値をひっつけていくのですから、受け取って使うことが回りまわって多くの人を助けることになるということです。

 

「働いたらお金がもらえる」という図式で考えているから「働いていないんだからもらったらイケナイのでは」という考えになります。あなたが働くことで、お金の価値を下げないで済んでいるんだから受け取っていいいんです。(その中には一定数あまり、全然働けない人もいていいんです。そういう方もまた全体の循環の中に組み込まれているのですから)

 

そういう理解の中で、めちゃめちゃ簡単に表現すると「政府がお金を刷って国民にお金を配りましょうよ」ということを私も言います。もっと大量に高額でないと、あとあともっと大変になるから、できるだけ早く大量に配った方がいいという考えです。そうすると「働きもしないで補償補償と乞食根性だ」とか「そんなことをしたら政府の借金が増えるからちょっとしかダメ」という意見が「賢い方」を中心に出てきます。

 

国が借金で倒産するからダメというやつです。あるいはこどもや孫の世代につけを回していいのか、というような考え方です。財政破綻論という言い方をしています。無秩序に財政出動をしていくと、国は破綻するよ。ギリシャがしたじゃないか、というのが例として出てきます。

 

ところが、日本とギリシャでは前提が違います。ギリシャは自国通貨がなくってユーロです。日本は円です。日本は円というお金を発行する権利が国にあります。つまり、他から借りたお金だったら返さないといけないから破綻します。でも日本の場合は、日本国内の話です。家庭内のお金の貸し借りになります。肩たたき券みたいなものです。

 

ただし無秩序に政府が国民にお金をばらまくと、ハイパーインフレといって信じられないぐらい物価が上がる、つまりお金の価値が下がるという現象が起こるといわれています。ところが、日本というのは何年も何年もずーっと物価が上がらないデフレという状態です。だから所得も賃金も上がりません。少々お金が出回ったって、すぐにハイパーインフレになるというような状況ではありません。なりかけたら止めればいいだけです。

 

今は明日の支払いのお金がない。だから財政出動してそれが成り立つようにしましょうよという話です。政府の判断で「みなさん、働くのを止めましょう」と言ったのです。そこにいろいろな形で政府からお金が回るようにする。それは貧しいやつに恵んでやるということではないのです。強制的に働けないようにしたので、お金を流通させることで「結果的にみなさんが働いたのと同じ結果にする」ということなのです。

 

前に書いた「あらゆる支払いを全員がスルーしたらどこも倒産しない、廃業しない」という作戦は現実にはとれません。ですが、「政府がお金を配ることによって、労働を自粛していた期間も働いていたのに近い状態を作る」ことは可能です。

 

私も持続化給付金の申請をしました。とんでもないですね、これ。インターネットからしか申請ができないんです。最初にスマホでやりました。文字を記入するところはなんとかできました。(スマホでやると文字が小さくて苦労しましたが)次に証明書類の写真の添付が、何回やっても振り出しに戻って延々時間を無駄にしました。一日頭を冷やしてから翌日に、パソコンに資料を転送するひと手間を何十分か使ってパソコンからやったらやっとできました。

 

スマホもパソコンもほとんどできないけれど、立派にお店の経営されているご高齢の方なんかいくらでもおられるでしょうに。そういう方はとても申請できません。

 

おじいちゃんおばあちゃんの世代的に「キャッシュカードの暗証番号」まではわかっても、「ID」「パスワード」を決めて「ログイン」して「マイページで申請してください」なんて、その方の人生にまったく出てこなかった単語を並べ立てて。そんな単語と無縁の人生を送ってこられても立派に世の中の一員として経営されてきた方は、どう考えたって受け取る権利ありますよ。そんな方を助けるつもりはないのかと勘繰りたくなります。

 

同じ金額でも、早く手渡るほど傷は小さくて済みます。倒れる人が少ないうちに手当てできるほど、連鎖して倒れる人の数を減らせます。

 

それで財政出動に関してですが、麻生さんも「まったくインフレ率が上がっていない今だから財政出動は可能だ」と、今までなら口が裂けても言わなかったようなことを言い出されています。また経済の専門家会議に選ばれた小林さんという方は、前に紹介した藤井先生によると「ばりばりの財政緊縮論者」で予想した中での最悪の人選が実現してしまったと嘆かれていました(youtubeの動画ですが)

 

ところが、その小林さんのインタビューがサンデーモーニングで流れていてなんと「毎月10万円配るぐらいのことを考えないとだめでしょう」なんて言っていました。びっくりです。

 

なので、国も追加の補償についてあきらかに前向きの風向きになってきているようです。ですが、ですよ。スマホかパソコンが使えないと申請できないような方法では遅すぎるのです。

 

これが災害だとしたら、役場に救援物資が山と積まれていても意味ないんです。避難所の、お金も体力も助けてくれる家族もない高齢者や弱者の手に、一日でも早くそれらの救援物資や義援金が届かなければ意味がないんです。

 

与党の支持でも野党の支持者でも関係なく、とにかく政府が急ぐように声を上げられる人は、懇意にしている議員さんだろうと、声を届けられる宗教団体のつながりだろうと、ツイッターでの声だろうとあげてください。それが結果的には自分の生活を守ることにつながります。

 

いまの日本は、たまたま諸外国に比べて、圧倒的に被害の少ないウイルスに対して、大幅な経済自粛をしてしまった人工的な経済災害の最中です。見た目には何も壊れていませんが、少し奥を想像するととんでもない被害が進行中です。ただし、人工的な経済災害なので、人の力で切り抜けることができます。被害を最小化することができます。

 

国が急いで弱い人から優先的に全体にいきわたるようにお金を配ること。それが全体が死にはしなくても身動き取れないぐらい弱らないで済む経済の整体なのです。

 

進化体操と和の体育
新大阪健康道場

津田啓史 拝

チャンネル登録はこちらから!