体の声は「動き」で聞け!
【体の声は「動き」で聞け!】
12日の投稿の結びは
「その人のゆがみ特性にぴったり合わせたところで単純反復運動をすると、時間とともにノーマルな足の位置に足が戻ってくる!のです。ノーマルな位置での可動域が上がり、ノーマルな位置での呼吸が最も深くなります。つまり【身体にとって本来正しい身体各部分の位置にいることがもっとも楽】になるのです。
でした。
無理やり矯正しても無理があります。熟練者にやってもらわないとできません。でもこの方法なら練習していけば自分で自分の身体の「もっとも楽」な姿勢が読み取れるようになるだけでなく、自分で自分の身体を整体していけるようになります。」
ということを書きました。
これはある意味「骨盤の矯正法」なわけで、やや特殊な整体のテクニックと受け取られるかもしれませんがそうではありません。日常ありふれていることです。前回書いたように「その体勢なら眠りやすい」とか「座っていて休まる」といった時に無意識に選んでいる姿勢です。そこに単純運動を意図的にかぶせることで、元に戻ろうというかすかな働きをその単純運動に乗せることで加速できるやん、という方法です。
動作のことばかり書いていますが、そうではないですね。内在するゆがみみたいなものはメンタルにだってあります。やたら腹が立つけど、その思いをきちんとカウンセラーや信頼できる人に吐き出したら楽になった、みたいなこともありますよね。
吐き出し方が適切なら、メンタルな圧縮が変形してほどほどのところに戻るという一例です。だから吐き出せばいいのではなくて、そこに一定の効果的な枠組みみたいなものは選んだほうがいいというお話しです。
いずれにしても、根っこにあるのは「自分の身体のゆがみ=欲求=の方向性を聞き取り、身体であればそれを姿勢として取り出す」ということです。身体の本音を聞き出すという言い方もしたいと思います。
聞き出すと書きました。
つまり「身体の言い分のヒアリング能力を上げようよ」というお話しです。
で、みなさんが英語を勉強しているとします。それでネイティブな人の発音が聞き取れるようになりたい、映画が字幕なしでわかるようなレベルで!とか言ったら、相応の時間と労力とお金を覚悟しませんか?スピードラーニング申し込まなくっちゃとか、ベルリッツ行かなくっちゃとか。
申し上げます。
英語でネイティブの発音が聞き取れるようになる労力時間よりも、自分の身体の言い分をヒアリングできるようになる労力時間の方が圧倒的に短いと断言できます。
さらに英語でちょっとだけ聞き取れるようになっても、外国人との会話は成り立ちませんが、身体の言い分が聞き取れるようになれば、その言い分に応じた自己調整ができます。だからレベルがどうあれ、すぐに恩恵を引き出すことができるのです。
講習会で実際に手渡しできる機会がまた減りつつあります。そんな流れだからいっそう「これだけは伝えたい」ということが浮き彫りになってきています。
実際に調整している動画の新しいものを紹介します。
「歪みと言われるものは、実はバランスの良い身体を取り戻すための必須の迂回路なんです」