介護看護に応用したい感覚
今回はLPCくらげ体操&皮下チューニング介護看護の現場での応用と、割引価格で少人数募集、もっとも最新の技術を整理して月一回講習している【整体総合基礎講座】募集のお知らせです。
〇皮下チューニング入門「介護看護に応用したい感覚」
〇皮下チューニングの動画紹介
〇整体総合基礎講座の募集案内
をお送りします。
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皮下チューニング入門シリーズ【介護看護に応用したい感覚】
私自身が武術武道の専門家ではないので、武術の達人の方々からどう見えているのかはわかりません。ですが、野口晴哉先生の整体を追いかけて身体のことが分かってくると、日本の武術武道の達人の方とは、整体の中にある相手との感応や一体化、統一体といったものは共通していると強く感じます。
それは、日本特有の体文化が、ごりごりに後付けした筋トレ筋肉に頼ったものの上には建っておらず、どちらかというと野生の動物に近いような感じる能力、統一した能力といったものの上に成り立っているというからだろうと仮説を立てて研究稽古しています。
津田の月一回の各地の講習会の常連の人の中に、整体やマッサージ、セラピー系の人が割合としては多いのですが、その次ぐらいに多いのは介護看護系の方々です。
日本の武術の柔術や合気系のものがあります。軽く触れるだけで崩す、倒す、高齢の達人が屈強な若者を簡単に投げる。動画などで残っているそれらに武道の達人に憧れて稽古を続けてきた私もその一人です。
ところが60年近く生きてきて、実際の戦闘に巻き込まれたことはありません。中学校、高校、大学とそれぞれ一回ずつ10人程度の他校生や暴走族に呼び出されたり、囲まれたりしたことがありますが、戦闘には至りませんでした。あ、大学祭の時に暴走族が暴れた時に左足にローキックを一発もらったのが一回だけありました。あとは集団同士のにらみ合いになりました。(そのあと、私は直接見ていないのですが、どこかの組の親分さんが暴走族を一喝して族は散会したとのことでした。)
空手の通信教育を始めたのが12歳でしたから、それ以後50年近く生きてきた中で、人を殴ったり蹴ったりする機会は一回もなかったのです。(小学校の無邪気なケンカは除く)大学の合気道部以後は、崩したり投げたりの方を主に学びましたが、それ以後40年以上、人を倒す、崩すという実際の機会は一度もありませんでした。
ところが、逆はたくさんあります。満員電車の中でいきなり目の前の人が気絶して、周りの人に協力してもらって椅子に寝かせ、車掌に来てもらえるような空いた車内ではないので、そのままおんぶして駅長室に連れていったり、道端でばたばたもがいている人に遭遇して介抱するとかという経験なら幾度もあります。
つまり、人を倒すことは人生にないが、倒れた人を起こす方ならたくさんあった、ということです。武術も整体もそのベースには身体のもっとも自然で合理的な使い方がある、というのを確信する津田の見方です。
ただし、武術になると自分の生命がかかっていますから、そこにだましが入ります。相手に錯覚させて訳が分からないようにする。混乱させる。正面からぶつからない。ぶつかっているように見せて裏口から入る。そういうのがないと自分の生命が危うい。そういう側面があります。だからこそ術理とんでもなく高度に発達しています。(本当の達人の方々は)
その点自分が殺される心配なく、相手に全力を発揮できるのが整体の世界です。共鳴や一体化という、武術的身体のベースになっているものの上に整体もあります。そして、それらが看護や介護の場に極端に相性がいい。だからもっともっといかされればと思います。最初に書いたように、人を投げ飛ばしたり取り押さえたりということは人生の中でまずありません。警視庁新宿署歌舞伎町交番勤務というような人以外は日常にはないでしょう。
動画は、たたんだタオルによるタッチで、自分の感度を上げるというシリーズです。前の動画では、武術的な「崩し」をデモンストレーションしました。
【崩し、の動画】家族で整体・皮下チューニング(4)タッチを変える 手技のプロの人も体験してほしいこの感覚
今回のは起こしです。介護看護寄りです。もちろん、そのまま使えるというものではありません。ですが、この感覚の切り替えなしにいつの間にかできるというものでもありません。そしてタオルタッチで練習することで、各段に習得しやすくなるはずです。
武術で相手が崩せるのは、崩れていくコースが分かってくるからです。そのコースが見えてくれば、逆に起きてくるコースもわかるようになります。同じことなのです。だったら崩す武術的稽古ばかりではなく、起こす稽古をやればいい。起こせるようになれば崩すこともできます。だれでもが可能性がある、介護的看護的な動きをみんなが練習するような世の中になればなと思います。
【動画】家族で整体・皮下チューニング(5) 介護に応用したい感覚
コロナ禍で、そういう対面接触の濃密な稽古ができません。だからこそ、一層それらの持つ潜在的な価値に気づけたとも言えます。今はほぼ足先しか触りませんが、どこに触れても「触れたところから全体をとらえる」ということが肝心ですから、稽古は可能です。
誰にでも家庭でその日からできる皮下チューニングから入って、上記したような方向に深めていくこともできます。そういう方は整体総合基礎講座9月末土日月開講にどうぞ。
【整体総合基礎講座】
事前予約で、一回ごと現金払いの10,000円。
日程は 土日月開催で一日選んで受講
9月26,27,28
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11月28,29,30
12月19,20,21
土曜日は13時から18時
日曜日は10時半から16時半
月曜日は10時半から16時半
※月別での曜日の変更は、定員が許す限りご相談に応じます。
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