習慣化のテーマに迷ったら身体づくりから始める
【習慣化のテーマに迷ったら身体づくりから始める】
前回の「生活づくりの『しんぎたい』」にも書きましたが、習慣化のテーマは実際は何でもいい。
厳密に言えば何でもいいわけではないけれども、考えすぎてスタートできないぐらいだったら、これなら始められそうと思った事ならそれでいいです、ということです。せっかくだったら「なかなか手が付かなかったこと」に手が付いて、それが続いたら自信にもなるし、うまくいったら成功のノウハウが一つ手に入ることにもなるしということですね。
それでも、いろいろと候補が浮かびすぎるとか、ありすぎて選べないということもあろうかと思いますが。そういう場合は、まずは身体のことをやりましょう、ということを前回書きました。
ちなみに、「生活づくりの『しんぎたい』」で書いた超遅速願望実現法で推奨する「しんぎたい」は「心技体」ではなく「身技対」と書きます。まずは最初は「身」なわけです。ということでそれに続く「技と対」の二つの解説もしておきます。
技は文字通り技ですね。技術や技法。身体を整えてすっきりとしてきたら、身体=足腰を鍛えて「動くのがおっくうでない身体」をつくるようなことをまずは習慣化してしまいます。それが必要量習慣化の軌道に乗ってきたら、次は技でしょうね、ということです。
時間がかかっても未来を変えていこうという遅速願望実現法ですから、成功する可能性が上がるようなことを紡いでいく必要はあります。そう考えると、技能は必要です。もう少し幅広く知識や勉強なども含めて技ととらえてください。身体ができたら勉強しよう、練習しようというステップの進め方です。
私自身の5カ月でいうと、筋トレやランニングが「身」ですね。くらげ体操や皮下チューニング、熱刺激(蒸しタオル温法)などの研究対象が幅広く習慣化したのがプラスに働いたのは言うまでもないし、昨日書いたように生活から「おっくうさ」が減るというのは素敵です。
それらは半分「身」から「技」に入って来ているとも言えますが、それらが絡み合って、講座進行の「基本形」ができました。定期クラスの90分、180分、一日講座の5時間。どのクラス・講座に来てもやりますという形を変えない基本進行です。
過去十何年定まった形ができなかったのが、コロナのおかげとも言えますが、習慣化の技術によって書きためたものを核にして、やっては書き換え、やっては書き換えという繰り返しがあったので、それができました。さだまった基本プログラムなんてもう通常の体操教室だったら当たり前中の当たり前のことですが、それが10年15年できなかったので、本当に画期的なんです。
6種類のワークで構成されています。
(1) 皮下チューニング 4分
(2) セルフ皮下チューニング 4分
(3) ペアでくらげ体操の基礎 6分
(4) 一人でくらげ体操 6分
(5) 皮下チューニング 8分
(6) 皮下チューニング 8分
これで家庭内整体もセルフチューニングも体操も全部できるようになっています。相互が関連するようになっているので(1) なくして(2)なし、(2)を基礎にして(3) ができる、というようにもなっています。
解説なしでやれば合計62分。ケーキでいえばスポンジ、和食でいえば出汁みたいなもので、それぞれに応用や発展を加えていけますから、過去に作りためたものを基本進行に乗せて学んでいくこともできます。最短なら90分定期クラスの中にも盛り込めます。東京横浜名古屋松山笠岡なども、この基本進行は必ずやります。これで全国共通プログラムができたわけです。
話は「しんぎたい」に戻ります。
身から始めますけど、身を1つやったら次は何か「技」に進むということではないです。身のなにかが続いて、続いたあなたの感性を土台として少しずつゆっくりと身関連のことを増やす。それが継続したら、次にやりたいと感じる「技」「技能」「つけたい知識」が湧いてきて、それが追加されるという感じです。上に書いたように私の場合は身と技があまり境目がないようなものが次第に増えて、その結果次につながったというのが実際です。
しん・ぎ、ときました。次回は「対」のお話しです。
ヘタレ脱却法研究家
津田啓史