国の借金という嘘 その1
新大阪健康道場は、大阪府の緊急事態宣言を受けて、現在休業中です。大阪府は現状昨年よりも検査数はかなり増えて一日平均6000件(過去一週間の平均値)で推移しているので、緩やかな新規陽性者数が下がっているのは、そこそこ信頼できそうです。
新規の陽性者数が下がり続けていると、それは2週間前に感染した人が表に出てきた数字なので、実際にはそれよりも二週間分減っている可能性が高いのです。近々再開できるかもしれません。
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「国の借金という嘘 その1」
コロナ禍で、何らかの補償や給付の対象になっている人は、大きな顔で心安らかに、それどころか積極的に申請して受け取れるものはどんどん受け取って「使う」。そうしないと、逆に国の経済はどんどんダメになるということが分かりました。
なんでも国に助けてもらおうなんて乞食根性じゃだめだ、というお金に困っていない人のしたり顔があります。でもきちんと経済の仕組みを調べていくと、困っている人にお金を配って、その人がお金を使えるようにすることは、回りまわって全体を活性化することにつながります。
さらに言えば、「国民から税金を集めて、その範囲内でやりくりするのが国の運用だ」という常識中の常識さえ、怪しいのです。
国が国債を発行して困った人や企業に配ると、国は破綻するかという問題です。しません。今の経済の仕組みであればまったく常識になっていませんが、しません。逆にお金を配らない方が弊害がはるかに多いのです。
●常識になっていなくても嘘は嘘
整体をベースにした和の体育の研究家が、こういう経済の話をしていも一円の得にもなりません。何か政治を持ち込んできたぞと敬遠されたり、メルマガの登録を解除される方が出るぐらいでしょう。(非常に少ないですけど)
でもね、私が20数年前にヨガで頭の後ろで「足」を組めるぐらいの柔軟性になっても、取れないコリは取れなかった時に「言っていることと違うやん」と自分で探す道を取らなければ今の私(大したものでもありませんが)はありません。
また「身体の歪みが持病の巣窟だ」という理屈で「歪みのないヨガ」を推進するという方針を根っこに置いた団体でしたが、だったら私の担当するクラスにいた、脳性麻痺で動きもサイズもアンバランスな人は、スーパー持病の巣窟なのか、と納得できず、だったら何が本当に大事なのか?というのを追い続けてこなければ進化体操もマイクロストレッチも生まれていません。
いかに世間の常識になっていても、団体の方針になっていてもおかしいことはおかしいのです。
●外国から借りたお金なら返さないといけないけれど
話は戻って「政府の借金」と呼ばれる国債発行を私企業のケースと比べて考えて行きましょう。同じではないんです。
どういうことかというと、国債というものを発行するときに、これが外国からお金を借りる形だと私企業と同じですね。借りたものは返すのが当たり前ということになり、返せないと国際的な信用はがた落ち。円という通貨の信用もがた落ち、という未来が予想されます。
だから、外国からお金を借りて、国民に配るのであれば、それは「子孫にツケを回すな」「財破綻する」という指摘はまったく正しいのです。ところが、実際はまったく違うのです。(つづく)
誰かの言説、世の中の常識を頭から否定もせず、かといってうのみにもしないで、一度自分でも調べてみる、考えてみる。それが楽しめる心身を作ること。それも整体です。
生活整体研究家
津田啓史