コロナウイルスについてその4

今日は免疫のお話で、私もよく理解していなかったメカニズムと、そして個人としてどうすればいいのかなということをお話します。

 

今回感染症について調べた中で、とても納得した免疫の仕組みのお話をお話します。免疫というと個人のものだと思い込んでいましたが、人間という種といいますかグループでの免疫システムというものがあったのです。チーム免疫とでもいうのでしょうか。

 

過去に新型インフルエンザだとか、サーズだとかマーズだとかが流行っていますが、毎年流行るわけではありません。かからない人も多い。そういう人の中にはたまたま合う免疫をもった人もいあるのでしょう。そしてかかった人の中には抗体ができて次にはかからなくなる。長期間かけて一度感染することで、免疫を持った感染しない人がたくさんになっていきます。(一回かかればもうかからない病気と、インフルエンザのように複数回かかるものもあります)

 

そうすると、たまたま感染した人がいたとしても、うつせる人がまわりにいなくなっていきます。感染症というのは、感染した人が治る前により多くの人に感染の連鎖を広げることで流行します。だから多くの人が感染することは、長い目で見ると流行しない方向へ進み、いなくなってしまう方向に進むという面もあったということです。

 

コロナウイルスは、感染しても無症状の人がいるから、知らずにウイルスをまきちらすから厄介だと言います。でもそれって実は「ただの風邪」でもおこってるんじゃないのかなと個人的には思っています。

 

短期的に無症状の感染者がいることはやっかいです。しかし長期的にみれば感染してもさらっと抗体を作って発症しない人が増えるほど、そのウイルスは流行する力を失うという面があるのですね。集団に免疫を持った人が一定数になればもう広がれなくなります。免疫というのは個人のもののようで、実はそうやってほかの人のバリアにもなっているという仕組みがあったのですね。

 

新型コロナに関しては、新しいウイルスなので、みなさん抗体がありません。なので、感染が広がるのは避けられないのではないかなと思います。

 

毎年1000万人が感染するインフルエンザの時はどう対処しているのか思い出してみました。熱が高くて寝込んでしまう。医者に行くと検査して「はい、インフルエンザです。外に出ないでください。家族にうつさないようにして静かにしてください。熱が完全に引いてからも2日はおとなしくしておいてください。」ということでした。

 

今すぐには無理でも、現実的な対応としては、コロナでも同じではないかと思っています。ただしインフルエンザよりも病状が長く続くようなので、社会活動を停止する期間が長くとられる印象を受ける部分がやっかいだとは感じています。

 

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新大阪健康道場としては、

●会場の換気を良くする

●会場の大きさに対して密集するほど多くの人の講座はしない。(低めの定員にする)

●会場へは手洗いや手の消毒をして出入りできるような準備をする

●できるだけ水や飲み物を飲んでもらい、のどを洗い流して胃酸にウイルスを退治してもらう

 

というあたりの方針で活動を続ける予定です。

そしてみなさんそれぞれに普段からお勧めするのは下記です。

 

●こまめに水を飲む

●口呼吸をしない、鼻呼吸にする。具体的にはあいうべ体操と口(くち)に絆創膏などのテープを貼る(貼って寝る)。

●進化体操で疲れをとって熟睡

●生理食塩水で鼻うがい

 

 

●こまめに水を飲む

上記した通りです。のどの一部しか洗えないうがいよりも、飲み込んだ方が胃酸でウイルスを退治してもらえます。

 

●口呼吸をしない、鼻呼吸にする。具体的にはあいうべ体操と口(くち)に絆創膏などのテープを貼る(貼って寝る)。

気道(鼻・のど・気管)には線毛という微細なじゅうたんがあって、毛の先に粘液を乗っけてせっせと動いて異物を外に出そうと働いてくれています。それがまとまってくるのが痰なわけです。その機能は外気は鼻から入ることを前提に組み立てられているので、口呼吸でダイレクトにのどに来るのでは追いつきません。

また外気は、鼻を通って温められ湿らされて体内に取り込むようになっています。これも口呼吸だと乾いた冷たい空気がどんどん入り、気道内が乾燥してしまいます。

あいうべ体操は、口の中で舌を正しい位置に習慣づけ、口を閉じ鼻呼吸が習慣化できる口の体操です。あいうべ体操でネット検索すればたくさんヒットします。津田の無料メールセミナー「口呼吸を止めて健康に」もあります。

このあいうべ体操は、インフルエンザの感染率を大幅に下げたという実例があります。どこかの小学校だったと思いますが、学校中で毎日30回「あいうべー」と発声とベロだしを繰り返したら、近隣の小学校が学級閉鎖が出ている年もインフルエンザの感染者がいなかった実績があったそうです。(生徒数40人以下の小規模校ですけどね)

全国一律お休みするぐらいなら、みんな登校してあいうべ体操を習慣づけるような授業をやるのも一手だろうなと思います。いいものでも世間に認知されるのには時間がかかりますね。またあまり効果のないものでも(マスクやうがい)それが世間の常識になっていたらまかりとおるし、、、

 

●進化体操で疲れをとって熟睡

進化体操はこのコロナ騒動と偶然?時を同じくして、一人で長時間没頭できて、まったく疲れなくて、骨の芯までほぐれる「低圧エアまくら方式」が確立しました。

なので、講座・講習・定期クラスの中ではお互いの顔を近づけることなく、ペアも組まないで極上の身体調整、反射訓練を練習できるようになっています。

 

 

 

 

 

●生理食塩水で鼻うがい

もともとはヨガの訓練法の一つだった鼻うがいですが、最近では「ハナノア」という商品名で専用の器具が千円以下でドラッグストアで販売されています。

メンソールの香料がついた専用溶液がついた値段なのですが、器具が手に入れば自分で生理食塩水を湯冷ましで作ればいいだけなので簡単です。

 

 

 

 

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【コロナ対策にかこつけていい習慣をつけてしまおう】

冬場の乾燥する時期に水をちびちび飲むというのは、冬場の生活整体として野口整体の世界では昔から大事にされてきたことです。

口呼吸を止めて舌の位置を正常にするあいうべ体操や、口テープでの睡眠は野口整体ではありませんが、体質改善にとても重要な方法だと思っています。

進化体操は、進化に沿った背骨トレーニングであり、体幹トレーニングであり、インナーマッスルトレーニングであり、動く瞑想であり、野口整体の活元運動の要素がたっぷり入っています。

鼻うがいはもともとはヨガの行ですが、花粉症の症状が軽くなる人もあり、悩まれている方にはぜひ一度試してほしいなと思っている方法です

新型コロナは、油断はできませんがそれでも致死率50%のエボラ出血熱のような凶悪なものではありません。ただテレビを見て不安をつのらせるのではなく、不安を逆手に取ってふだんなら習慣化しずらいものをこの機会に習慣化させてしまったらどうでしょう。