習慣化の技術の失敗談&皮膚を動かせば動きは整う
今日は
〇習慣化の技術の実践 失敗しました
〇皮下チューニング入門
〇皮下チューニングの動画紹介
をお送りします。
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【習慣化の技術の失敗談】
くらげ体操と皮下チューニングの効果を日々身をもって確かめつつ「習慣化の技術」についてかなりいい線に来ている(と9月2日5日に書いた)津田啓史です。が、魔が差しました。はい、9月の最初の一週間見事にこけました。習慣化の話です。
自分でも用心しないとなと思い、9月月初の本文の中でも「項目を増やすのを急ぐのはよくない」とちらりと書いています。
が実は増やしていました。そしたら一気にペースが崩れました。複数の項目が未達です。習慣化が途切れました。
それで、新しく追加した項目をいったん棚上げにして、実行の仕方を再検討して数個だけ追加しなおして、また「習慣化に成功」のペースに戻りました。
過信はよくないですね。欲張るのもよくないですね。短い時間軸で評価するなら「自分はできる!」という松岡修造方式でもいいかもしれませんが、長期的に半年後や一年後に「続けておいてよかった」としみじみと実感できるようにというペースなら、やはり間をおいてちょっとずつ。
失敗の詳細は整体総合基礎講座でお話しします。さらにうまくいったら動画でも発表、販売します。それができるようにじわじわ進めていきます。
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【皮膚を動かせば動きは整う】
皮ふと皮下の一致を練習しようとしたけれどもうまくいかない。それでどうしたかという話の続きですが、実はよく覚えていないのです。新しい技術が生まれるときというのは、そんなものでパチンコの【当たりに入った】みたいな感じです。この場合昭和のパチンコ台をイメージしていますので、たとえとしては不適当かも(苦笑)かもしれませんが。4つ5つの釘に瞬間的に連続してあたるとすっと当たりの穴に吸い込まれる。展開が早くて覚えていないのです。
皮ふのこの点を、皮下のこの点に一致させるの、ここをこう!こっちをこの点の上にこう!とかやっているうちに業を煮やして「だったらその2点の上の皮ふを行き来させてみるか」みたいな感じだったろうとは推察できます。
皮下のどこか一点と、その部位の真上に本来あるべき皮ふを一致させるチューニングという着眼点から始まったので皮下チューニングです。実際にその後の展開を見ると「皮下」というより「皮ふチューニング」なんですが。
ただ遠い将来にこの方法が多くの方に普及するとしたら、きっと愛称、短縮形で呼ばれるだろうと。そうなると、その愛称は大事だと。皮下チューニングは縮めたら皮下チューになる。なんかポケモンのピカチューみたいでかわいいやん、だったら多少の実態とそぐわない部分を目をつぶって皮下チューニングでいこう、なんて展開で皮下チューニングという名前になりました。
最初は皮膚と皮下の一致を目指していたわけですが、とにかく皮ふを高速でせっせと動かすだけで受けている方はうっとりと気持ちいいというし、軽い痛みなら取れるし、なにより終わった直後の触れた部位とその周辺の動きがてきめんに軽くなります。これはいいな、ということで受けたみなさん大喜びです。
この「皮ふを動かす」という部分がみなさん勘違いしやすい。皮ふを動かしているつもりでなでたりさすったりします。その辺動画で強調して見本を見せていますから参考に見てください。
【動画】家族で整体・皮下チューニング(1) 皮膚を動かして「足、軽〜い」
で、欠点?はあまりに簡単だということです。私はもともと野口整体を学びたくて、ヨガをやめてそちらに進みました。ただ野口晴哉先生の残された技法というのは本当に難しい。なので亀の歩みで少しずつ少しずつ進んできました。
皮下チューニングはあまりに簡単に短時間にとりあえず整うのです。こちらを全面的に採用すると野口整体を捨てなきゃいけない。いや、もう10年近く学んできたことを捨てるには、ということで皮下チューニングは何年かに一度思い出したように講習する、という感じで進みました。
今、どうしてまた全面的に講習するようになったかというとコロナ禍です。今日の続きの明日が来ないかもしれない、当たり前のように対人講習ができなくなって何カ月もたちました。野口整体に関しては全国に優れた指導者の方、技術を持たれた方は数多くおられるだろうし、何より野口晴哉先生直系の「整体協会」だってある。
津田個人としてはマンツーマンの整体を週に何十人か観続けることで(整体は「診る」と言わずに「観る」と書くのが野口先生の流儀です)「人が整うとはどういうことか」を一生追い続けます。
一方では、家庭内で家族でセルフで自分を整えていける人がうんと増えるということこそが整体の目指している世界です。さっさとそこに向かっていこう。それには皮下チューニングが抜群にいい。皮下チューニングを広げていって、そこに整体で見つかった「人が整うとはどういうことか」という発見を盛り込んでいこう、そういう思いに至りました。
この連載はあとでまとめて皮下チューニングのテキストにするべく書き始めました。Youtubeとも連動させますから、道場や講習会に来なくても皮下チューニングが実践できるように書いています。
どうぞ、読むだけでなく、ご自分に、ご家族に、大事な人に、職場で皮下チューニングが広がっていきますように。ぜひ実行してみてください。ほんとに簡単で効果的です。
「セルフ整体・くらげ体操
&家族整体・皮下チューニング」
津田啓史(つだひろふみ) 拝