生活づくりの『しんぎたい』
皮下チューニングから身体を考える【生活づくりの『しんぎたい』】
これは、先日の整体総合基礎講座の中でスパッとまとまったことで、明日木曜日に公開予定の「習慣化の技術 超遅速願望実現法」ともかかわる話です。
大きなタイトルをつけると「願望実現における 着手のステップ しんぎたい」です。生活づくりの「しんぎたい」とも言えます。
明日のブログでは、まだ最初の段階の解説なので「習慣化、継続化のする『種目』に何を選ぶか問題」を論じています。できれば長年手が付かなかったことがいいですよとは書いていますが、講義を受けて「習慣化の技術」を開始された方々の成功例、停滞例などを見て、たまたま今回はうまくいった自分の事例を見て、優先順位が見えてきたような気がします。
私が対象にしているのは、順風満帆元気溌剌才気煥発気力充実体力旺盛な人ではありません。どちらかというと疲労困憊挫折停滞才気少量体力減退老化衰退の側にいる人であろうと考えます。私自身が自分のそれらをなんとかしようとして始めたことですから。
で、結果としては「長年やろうとしてできなかったことに手に付ける」ということは有効でした。ではありますが、そのルールを厳格に適用してしまうと、そもそも着手するという行為そのものを遠ざけてしまう場合があります。
それで、理想はそういうことだけど、もうすこし現実的にかつおおらかに考えて何からやったらいいのかを整理しました。結論から言えば、大雑把に考えたら、最初はくらげ体操とか皮下チューニングとか進化体操とかウオーキングとかジョギングとか身体をメンテナンスするもの、足腰の衰えを妨げるものがよかろうということになりました。
私が歩くより遅いかもしれないジョギングを続けて感じたメリットは、ちょっとした用事に関するおっくうさが減っていくということでした。机のじゃまものをちょいと台所に片付ける。洗いあがった洗濯物を即座に干しに行く。牛乳が無くなったぞ、で即座にコンビニに行く。駅中にできた地元食材スーパーまで徒歩でひょいと行く、そういうことがどんどんできる割合が増えてきました。
やろうやろうと思いながらできない自分と、気が付いたらひょいとお尻が上がっている自分とを比べたら、どちらが実際にもメンタルにもいい影響を及ぼすかは言うまでもありません。
今朝難波駅の高島屋前の喫煙スペースで一休みをしておりました。花壇がありそこが微妙にベンチになります。微妙というのは、足が付かないぐらいに高く、おまけに前に傾斜しているので座るとずり落ちてくるのです。和歌山に引っ越して十数年。いつもいつも「微妙に座りにくいわい」と不満に思っていました。
今日、もうちょっと奥まで座りなおした自分がいました。そしたら、座骨が花壇のふちの奥側にひっかかって滑り落ちないことがわかりました。きわめて快適です。その差5センチです。この5センチを「ひょい」と座りなおすことがないだけで、私は十数年この花壇の設計者を呪っていたのです。
習慣化の技術の別名は「超遅速願望実現法」ですが、願望実現とか成功とか、そういうことを可能にするのには、必ず行動というものが伴わなければ不可能です。どんなに優れた方法を学んでも、身体が疲労困憊だったら実行に移せません。身体が頑強なら月並みな手法だろうと数多く重ねることで成功確率を上げていけます。
ということで、まずはお尻を上げて動き出せる身体づくりを習慣化するべきでしょうね、という分析になりました。ところが疲労困憊をしている人は、それさえも無理です。であればこそ、なおさら身体が大事です。それでもやれることはあります。もうほとんど負荷のかからない身体調整法から始めるという第一歩です。
床の上かクッションの上でただ皮ふ弾力で伸び縮みする「くらげ体操」。たたんだタオルを皮ふの上に乗せて、タオルがつぶれないぐらいしか力を使わないで皮ふを動かす「皮下チューニング」
この二つとも身体のこわばりがさっと消えます。外れます。思いきり軽くなります。動こうという気になります。動ける身体が出てきます。願望実現の「しん・ぎ・たい」。最初の「しん」は「身」体を整えようよの「しん」です。まずは動ける身体を作りましょう。まず整えて動きになったら少し負荷をかけて鍛える。そんな「身」から始めるのがいいですよ、ということです。
「しんぎたい」の続きは、明日木曜日の「習慣化の技術」にそのまま続きます。
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上記で書いたようにただいまの教室では
●家族に皮ふの整体ができる皮下チューニング
●自分を整えるセルフの皮下チューニング
●運動と皮下チューニングを融合させたくらげ体操
の最高最適な組み合わせを練習するプログラムをやっています。
・10月11日(日)13時~17時 横浜講習(6,000円)
・10月12日(月)10時半~16時半 東京講習(10,000円)
復活を予定です。
よほど状況が悪化しない限りは実施の予定です。どうぞあなたの中のブレーキを外して、「もともと動くようにできているところまで動けるように」しませんか。
それだけでも当分呆然とするぐらい魅力的だったりします。
和の体育研究科
くらげ体操&皮下チューニング
津田啓史(ひろふみ)