和の体育と飲水の関係
新大阪健康道場は、全国的新規陽性者数が増えている状況、特に大都市部での医療体制がひっ迫していることなどの状況を受けて、当面はいつまでという期限を定めないで休業ということにさせていただいています。
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「和の体育と飲水の関係」
今日も「冬場の水の話」は脱線気味に続きますが、結論としてはペットボトルから飲むよりも、津田なら氷を入れたグラスでちびちび飲む方がおいしいので、おいしい容器を探してお飲みください、という結論を始めに書いておきます。時間のある方は下記もぜひお読みください。
●和の体育
ずっと研究してきたことを総称して「和の体育」と名付けています。研究の背骨になっているものが和の武術や整体から頂いた智恵だから「和」です。そしてもう一つ。「どうあるのが一番いいか、自然か、効果的な、バランスがとれているか」というのを追及していくと、結果的に一人の人間だけを見ていてもいいも悪いもわからないということになりました。
どうあるのがいいか、というのは「自分とその相手」「自分と所属する団体」「自分と環境」などの関係で変わります。絶対的に「いいもの」を追求するよりも相対的に「最適なもの、最適なあり方」を追求した方がいいなと実感したから「私とあなたの和を研究」という意味もあって「和の体育」です。
野口整体というのは、あらゆる疾病を自力で乗り越えて丈夫になっていこうというのが根本にあります。だから病院にいかない、薬は飲まないというのが当たり前になっています。ちなみに私はそこまで徹底していません。救急車で運ばれるような事態が起これば医療の助けはお借りすると思います。
ただし野口晴哉という人物には人の悪いところが黒く透けて見えるという透視力・診断力と、それを基にした整体の構築力みたいなものがあり、一日に5冊10冊の本が読めて必要なことはどの本の何ページに書いてあったか思い出せるというたぐいまれなる学習の力があり、白髪頭の人のいつも整体で手を当てるところの髪の毛だけ黒くなってくるというぐらいの氣力があったのです。(いずれも私には備わっておりません。)
だからこそ医者に頼らない生活というものも成り立っていたと言えます。
それで、これまた野口先生の息子さんの話です。野口先生の超人的な神技を毎日見られています。ご自身も医療なしで成人し後を継がれました。そんな息子さんがある日、長年の疑問を野口先生にぶつけられました。それは
「先生は薬を一切使われませんが、もしも手を事故か何かで使えなくなったらどうされるのですか」
という質問です。すると野口先生はあっさりと
「そうなったら薬で治す」
と答えられたそうです。えーーーーーーっ!です。それで、答えはそれで終わらず、薬は使うけれども、究極は「偽薬で治す」というものだったというのですね。それが最高の医療だと。
よく「何を言うかではなく、だれが言うかだ」と言われますね。ほんとにその通りです。「お前にだけは言われたくないわ」ということはあります。「お前が言うな、お前がやれ」と思う場面も多々あります。
たまたま手技で超人的な技術に達したので手技で治療しているけれども、それがなくても助けを求める方が自力で丈夫になっていくのであれば、薬ぐらいは使う。でも究極はメリケン粉に砂糖を混ぜただけのものを飲ませても、それで自力で難病が治るなら、その方がよほどいいじゃないかということなんですね。
まさしく自他の関係があって成立する世界です。だからこれも広い意味で整体という「和の体育」だなと思うのです。
ということで、次回ここからまた冬の水に戻ります。
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以上、冬場の水の追加講義?でした。こういう情報は今後も発信していきます。こうやって文章に書かれたものも続けますが、リクエストがあれば(ありました)動画を撮って「家事しながらでも聞きながら学べるもの」も作りたいなと思います。
冬場の水全般について12分の動画でお話ししたものを作りました。耳で聞くだけでもいい動画です。
【動画:冬に冷たい水を飲んで体を整える】
今年スタート予定の会員制のWEBページだと、さらに具体的な実践方法なども紹介していきたいと思っています。
季節に合わせた飲食だって立派な整体です。
総合的であるほど効果的
生活整体研究家
津田啓史