笑顔の研究 5
新大阪健康道場は、大阪府の緊急事態宣言を受けて、現在休業中です。もうそろそろ再開できそうだと思いながらも揺れ動いております。
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「笑顔の研究5 笑顔と運動性能」
人が「にっこーーーーー!」と笑うと、鼻の横に筋肉がニューっと寄ってきて盛り上がります。
つまり人の顔の各パーツのノーマルなポジションというのは、能面のような無表情な時の位置ではなく、にこーっと笑った時のポジションこそが、身体の統合性ともっとも相性のいいノーマルポジションではないか、という仮説が立ったのであります。
というので、今日のお話しもその根っこは「マイクロストレッチで養われた中心感覚があってこそなので、今月中に無事定期クラス(火曜日午後 土曜日午後)のマイクロストレッチを中心にした毎週開講の定期クラス」が再開したら、受講に問題がない、抵抗がないという人はぜひ受講してくださいね」という宣伝から入ります。
人の顔の筋肉バランスや各パーツのノーマルなポジションというのは、能面のような無表情な時の位置ではなく、にこーっと笑った時のポジションこそが、身体の統合性ともっとも相性のいいノーマルポジションではないか、という仮説が立ったのでさっそく検証です。
●笑顔と肩首のコリ
私が自らの動画を見て、ここ最近の考察・研究の発端となった「不自然に眉を上げて、口角とあごは下がり気味で下の歯が見える顔」になってみました。それで、その顔のままで首や肩を回してみます。
びっくりです。ぜんぜん滑らかに回りません。では口角が上がり、上の歯が見え、ほほ骨の上で表情筋が盛り上がり、目じりのしわを気にせずににこーーーっと笑いながら首や肩を回してみます。
うーん、悔しいけど(今まで気づかなかったのが)歴然とした差があります。明らかになめらかに回ります。抵抗が少ない。つまり、笑顔の方が、身体各部の運動は連動性、統合性が明らかに高いということです。
●笑顔と筋トレ
では、今度は筋トレです。最近は「バービージャンプ」という速度感のある全身運動をメニューに入れています。立った姿勢がら真下にしゃがんで手のひらを床につけ、両足を後ろに蹴り伸ばして腕立て姿勢になり、また両足で床を蹴ってしゃがみ姿勢に戻り、即座にジャンプするというものです。
いつもの顔でやってみます。いつも通りです。もちろんこの「バービージャンプ」もマイクロストレッチを習慣化するにつれて余分な力みが消えていますから、その程度に「いつも通りの負荷感覚」です。
で、一方で笑顔でやってみました。明らかに軽い。音が小さい的な軽快感があります。疲労度もこちらの方が少ない。笑顔でのテストの方を後にやりましたので、先にやった「笑顔なし」の分の疲労も蓄積しているはずですが、あとにやった笑顔の方が疲労感が少ないのです。
●笑顔とランニング
ジョギングでもやってみました。マスク文化はこういうときにいいですね。変形した口の形をいろいろやっても人に怪訝な顔をされることがありません。今までの口だと、今までと同じなので何が変わったかわかりません。笑顔口にすると、一番しっくりする言い方は「体幹がしっかりする」という感じです。
どうも「笑顔の時の筋バランスの方が、本来の運動能力を引き出す仮説」はいい線いっているようです。さらに実験は進み、仮説は発展しますが続きは次回に。
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●習慣化の技術も収録「マイクロストレッチ入門」
さて筆者津田啓史が、大っ嫌いな筋トレを習慣化することに成功したのは、ほぼオリジナルな「習慣化の技術」という方法のおかげです。
この方法で筋トレ、ランニングからさまざまな習慣化に成功しています。この「習慣化の技術 の基本中の基本」も今月末発売予定の「マイクロストレッチ入門(動画)」に講義が入っていますから、出たら買ってください。
生活整体研究家
津田啓史