家庭の防災 安心を求めないで、使えるかどうかにこだわる
【家庭の防災 安心を求めないで、使えるかどうかにこだわる】
先日、大きな家電量販店のレジの前に「防災持ち出しリュック」が売っていたので、写真に撮って何が入っているのか後で調べました。(買ってはいません)
まあ、極端な話避難の何日目を想定して作ったのかよく分からないような代物でしたね。
いざという時には手がふさがるからまったく実用的でない「懐中電灯」が入っていて(両手が使えるヘッドライトの方が圧倒的にいい)、よくよく調べたらぎっしり詰まっている中には水も食料もありません。
つまり、その非常持ち出し袋を担いで逃げても、フォークや皿やサランラップやとげぬきや救急ばんそうこうは入っていますが、肝心の水と食料が入っていませんし、入れるスペースもほぼ余っていません。
もちろん、水や食料のような消費期限のあるものは入れにくいという作った側の事情も分かりますが、「水と食料を別の袋で追加しないといけない非常持ち出し袋」もなんだかなあ、という感じです。
でも考えようです。とりあえず考える材料として買ってしまって、本当に自分に必要なものに入れ替えれば役立つものに変わります。(使えるものも入っていますから)
「不測の事態に備える」というのが購入の目的です。普通は「安心」を買おうとしますが、災害への備えなのですから、安心できない方がいいのです。
ラジオに電池を入れて一安心と放置していたら、気づいたら液漏れして使えなくなっていた、というのは私自身の経験です。ラジオを買って安心しようとしていたのですね。これがよくなかった。
自分の中から「〇〇も要るよねー」「足りないよねー」というのが出てくる状態になるのが「不測の事態に備える」というテーマに合っていると言えます。
水が足りたら「食料は?」「トイレは?」となってきます。準備をするほどある意味不安は増します。あれも足りない、これも足りないというのが見えてきます。不安がいいものなんです。なめていないんです。リアルになるから足りないことが分かるんです。
まず、始めることです。そこで「無理せず」と続けると優しい、分かりやすい話になりますが、そのまとめ方での説明はできれば採用したくないです。
過去に自分で「無理しない程度で始める」という切り口でやったことは、継続するのも無理しないので、ふにゃふにゃしている間に消えてしまいました。だから無理しないという切り口は採用しません。
昨日の復習です。備えることを習慣化する方に導くためには「わざと圧倒的に少なめに始める」「とうてい足りない量で始める」です。
そして、「足りない」ということは痛烈に自覚するようにします。すると発想することが変化して、行動が引き出されてきます。非常袋を買って「安心」してしまうとそこでストップします。
しかし、不完全な非常袋を少しずつ使えるものに変えていくというパターンを生み出せたなら、「備えが少しずつ確かなものに近づく」ことになり、目的にかないます。
分からないことは、どうしてもさっさと安心したくなりますが、大事なことはやはり工夫してでも「使い物になる」まで追いかけることの方が重要だと考えます。
生活整体と和の体育研究家
マイクロストレッチ・進化体操・とろける整体
津田啓史
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