超遅速願望実現法 -習慣化と生活改善の技術-

超遅速願望実現法 長年手が付かなかった事を選ぶ(1)【習慣化の技術 体得法その1】

「やろう、やりたい、やれればとどこかで思いながら延々と手がつかなかったことを選ぶ その(1)」

さて、木曜日のブログを「超遅速願望実現法 -習慣化と生活改善の技術-」というタイトルにしました。

「超遅速」です。「遅速」。「秒速成功法」とか「高速成功法」とか「7日間で成功に近づく」だったら売れるかもしれませんし、実際に売ってそうです。(私はそういう本は書けませんけど)

この「超遅速願望実現法」は、この「習慣化の技術」の、「ごく単純なことから始めて、一つのことを続けることに成功し、複数の習慣化に成功し、さらに増え、時に停滞し、切り変えて再度進み、複数のことがうまく回って、やりたかったことけっこうやれているよね」という状況を実現した津田の試行錯誤の歩みそのものを表します。

ほんのわずかずつ取り組んでいることの回数や時間やレベルが積み重なって上がっていき、何カ月単位で振り返ると「確かに違う、続けてよかった」という状態になっています。言い換えれば、短時間ではたいしたものにはならないとも言えます。

私自身の体験でいうと、90日を超えたほぼ毎朝のジョギングです。メモには「ラン」と書いていますが、それは字数の関係で実態はほとんどウォーキングでした。90日かけても距離は伸びても速度は全然速くなっていないのです。朝っぱらから疲れてそのあとが使いものにならなければ本末転倒だし。なのでただ走る時間だけがじわじわ増えていくような仕組みになっていました。それで数日前に走る時間が15分に達しました。それ以上に距離や時間を増やせば増えていく自信はあります。過去90日そうやってきましたから、そのルールに身をゆだねたら自動的に距離と時間は増えていきます。

でも私は別にマラソン大会を目指しているわけではありません。習慣化の技術の一つの実験ということと、スポーツ関係の人に指導する機会もあるので全くできないのは困るというので、足腰が弱ると生活で「おっくうなこと」が増え、走るほどお尻が軽くなるので続けています。お尻は軽くなりましたから、これ以上時間を増やすと朝のルーチンに時間が取られすぎます。他にも朝のうちにやっておきたいことがたくさんあります。

そこで、15分で「走りに費やす持ち時間」は打ち止めということにしました。変わりにすこーしずつ距離を伸ばすことにしました。15分でちょうど自宅前に着く距離でコースを確定し、速くなったらそのまま自宅を通り過ぎて15分まで走るというルールに切り替えました。

それで、およそ2分毎に通り過ぎる地点を覚えて、昨日よりもほんの少し先に行く、というルールにしました。それを三日ほど続けたら、いきなり50メートルも100メートルも速くなりました。

ルールとして、「はあはあぜいぜい」の速さでは走らないと決めています。だってそんなに負荷かけたら、せっかく続いているのが明日は嫌になるかもしれない。歩くような速さでも続ければ未来は変わりますが、疲れて嫌になって止めたら、走れない老人の未来が待っています。

実際にはそんなに速くなったんじゃないですよ。それまでが遅すぎたのです。こちらはジョギングのつもりですが、前を散歩している人になかなか追いつきません。追いついてもなかなか追い越せません。私以外に私より遅く走っている人とすれ違ったことがありません。

だから、歩く速度が走る速度に変わっただけです。でも、その地点までたどり着くことができたというのは万々歳です。「息を切らさず、15分やそこら走れるようになりたい」という願望を3か月以上かけて実現しております。

超遅速です。年々「走るなんてめっそうもない」というおっさんが、月々「ほんのわずかずつ速くなってます」に生まれ変わっています。劣化する一方だったのが、微速ながら進歩前進しております。年単位で考えるとまことにめでたいことです。

習慣化の技術を実践しようという人は、まず「やれればいいなと思いながら延々手が付かなかったこと」を選ぶのが良いです。簡単にできそうなことや、前からやっていたことでは自分の中に変革が起こりません。

延々やれなかったことは、今後何かのはずみでできるようになったりはしません。ということは「手を付けただけで偉い!」のです。

どんなに少しずつしかやれなくても、それは圧倒的にプラス要素です。だって着手開始しなければそれらはゼロですからね。そして、仮にほとんど目に付くような成果がなかなか現れなかったとしても、「今回着手しなければ絶対にやっていないことなんだから、成果がなくたって今までと同じ人生のレベルじゃん」と割り切ることもできます。体力関係でいえば、だいたい20歳過ぎて現状維持なら実質若返りですからね。

よくスポーツ選手を、解説やアナウンサーが失意のどん底からの復帰場面とかでここぞとばかりに「失うものは何もない」とか言うからいかんのです。嘘でしょ。そこで結果が出なかったら現役引退とかレギュラーから外されるとか失うものありますやんか。

だから使う場面を間違っています。のんべんだらりと生きていた人間が、マイクロチャレンジを続けるときにこそ、「失うものは何もない」と使うべきです。連続マイクロチャレンジ(習慣化の技術の実践)しなければ、それまでの続きのだらだらした自分がいるだけですから。ほんまやったらプラス要素ゼロなんだから、やったらやっただけプラスになります。失うものはありません。プラスしかありません。だから堂々と遅速に甘んじられるのです。

「この機会に始めなかったら、ぜったいやってなかったやろうなあ」ということをまず選んでみたらどうですか。失うものは何もありませんから。どんなにゆっくりでもやっただけプラスです。やめてもただのゼロに戻るだけです。

 

へたれ脱却法研究家
津田啓史 拝

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