情報と行動 指揮者の佐渡裕さんにびっくり

皮下チューニングから身体を考える【情報と行動 指揮者の佐渡裕さんにびっくり】

皮下チューニングの入門という形でのブログですが、けっこう高度なことになっているかもしれません。ごめんなさい。

目指しているのは家族整体、家庭内整体です。日々に整体のある暮らしです。youtube動画には単身者向け?一人でやれる皮下チューニングの方法も上げていますから、ぜひ参考にしてください。

》津田のyoutubeチャンネル《
※5月ごろに10本以上アップしてあります。

家庭でなくても、自分や身の回りの人に手を当てられる、簡単なコリならずーんと改善できる。介護している人が自分の疲れを癒せる。介護を受ける方がどんどん元気になる。リハビリを受ける人がどんどん機能回復できる。そういうことが家の中、家庭の中でできていけばうれしいなと思って書いています。

家庭内でやるということは、頻繁にできるということで、それはどんどん上手になっていける可能性があるということなので、少々小難しいことも言いますが、ぜひ参考にしてください。

テーマは「なんとなくこんなものだろう」と思い込みの方法で続けるのではなくて、相手の状態に合わせてよりフィットする方、満足度が高い方に変わっていけるようになりましょうというお話しです。そうなるためには、わざと「絶対に正解、効果的な方法」からは思いきり離れたところでスタートして、そこから「瞬間瞬間ましになり続ける」というコースを用意することで、相手の状態にフォーカスできる度合いを上げてみるというのはどうですか?という提案でした。

いいやり方から離れている時の体感、手ごたえと、近づいていく体感、手ごたえが分かってくれば、正解と称するものを習わなくても日々少しずつでも改善していくことができます。

やり方を習うのではなく、フォーカスしている情報に対応することで結果的に効果的で満足度の高い方法を手に入れていけるということです。最初にやり方があるのではなく、相手の状態という情報があるということです。

先日たまたま帰省していた娘が付けていたテレビに、指揮者の佐渡裕さんが「SKO スーパーキッズオーケストラ」の公演当日までを追うというドキュメンタリーをやっていて、最後の方だけたまたま見ました。

たぶん中学生以下ぐらいの少年少女や子どもでオーケストラを作って、日本の音楽の底上げをするみたいな運動なんでしょうね。コロナ禍でまともに集まって練習もできない、公演も危ぶまれたけど何とか公演にこぎつけたというようなもののようでした。

それで本番直前の練習風景を見て、びっくりしました。練習なので佐渡さんは声を出して、「遅いよ」とか「早いよ」とか「もっと押さえて」みたいなことを言うわけです。で、とにかくそれを見てびっくりしたわけです。オーケストラですから10人どころじゃない。20人ほどでもない。30人は下らないんじゃないかな。とにかくその瞬間的にある一人に指示したりするさまを見て「わー、佐渡さん、一人一人の音が聞こえているんだ!」とびっくりしたわけです。

指揮者というのは、指揮で楽団を引っ張っていくという意味がありましたが、よーく考えたら一人一人の音がちゃんと聞き分けられているから、演奏家の方も言うことを聞くし、修正にもなる。その「聞き分けているレベルの高さ」みたいなものに初めて気が付いてびっくりしたわけです。

これも前回に続いての情報の話ですね。一人一人の音が別々にちゃんと聞き取れているから、指揮ができる。情報をとらえることができるから、方向付けができる。指揮ができる。

はい、こちらは一人の人の身体の言い分もまともに聞けていないのに、佐渡さんは(ほぼ同世代なのでよけいに気になります)30人40人の音を一度に聞き分けているんだとびっくりしたわけです。(がんばろ。俺には習慣化の技術がある。超遅速願望実現法がある!)

今日の動画も実技そのものは前回と同じ、拍子木のリズムでテンポを変えることで相手の情報に敏感になる方法です。変わっていくにはどうしたらいいかということを和の体育の視点で、お話ししています。

【動画】家族で整体 皮下チューニング(7)和のリズムでタッチを変える方法 その2

 

和の体育研究科
くらげ体操&皮下チューニング

津田啓史