いらない力を抜けという難題

「いらない力を抜けという難題」

後半に貼り付けている動画で実際をご覧ください。最近の習慣化した筋トレの一つは、ブリッジで腕を曲げたり伸ばしたり頭を上げたり下ろしたりするものをやっています。

もともとヨガの指導者でしたが、もう何十年もやっていませんからすっかり硬くなって上がらなかったのが、ちょうど筋トレになっていいやと始めましたら、じきにまた上がるようになりました。

それでも「今までよりはきつめの筋トレをしよう」と思って採用したものですから、結構力を入れないと上がりません。だから十数回やると「ハアハア」という感じになります。

ところがやりながら「あれ、俺は今圧倒的に要らない力を入れている」という自覚がむくむくと湧いてきたのです。先週呼吸の話を書きましたが、息を詰めてうんうんやっている。顔は真っ赤。でもそんなことしないでもこれって頭は上がるなと感じたので、その無駄に入っている力を抜くと、あらあら腕にはあまり力を入れないですいすい上がります。

強くそらして背骨の弾力というか、反発力みたいなものが腕に流れてきてあまり腕力を使う感じがないのです。激減しています。動画では悪い見本もやろうとしますが、うまくいっていないかもしれません。

【動画】メルマガ・ブログ読者限定 マイクロストレッチで力まないでブリッジが上がった時の感じ

自覚したのは「俺はブリッジで腕を伸ばそう頭を上げようとするのに関係のない力を思いっきり自覚なく入れ、かえってブレーキになっている」ということです。それが頭の中で、わんわんと何周もしているうちに恐ろしいことに気づきました。

これってブリッジだけではないはず、ということです。私はたぶんもっと力みなく、頑張らずに、日々のお仕事や立てた目標を達成できるのではないかと。それに関係のない全力の力みでかえって自分の使い方が見えなくなり、とんでもなく遠回りをしているのではないか、ということです。

そういう体感が生まれてきたのは、もちろんマイクロストレッチの体験体感があることが圧倒的に大きいです。今の話を他人から聞いて参考にするのと、自分の身体で実際にそれを痛感したあとで実感するのとはずいぶん違います。

「いらない力を抜け」とはあらゆるスポーツや武道の指導現場で言われています。だからきっとそれそのものは正しいのです。ところが、そこでいらない力を抜こうとすれば、いる力以外を抜くということです。いるかいらないかは、いる力が分からないと実は抜けなかったのです。

だから必要超最小限を追及するマイクロストレッチの長期継続による体感の醸成は、いらない力が分かるという意味でとても価値があると思います。

というので、今日も低圧クッションとの濃密な関係性ができることで骨盤力を高める「マイクロストレッチ」にいそしむのでした。

上記の内容に少し思い付いたことも足してYoutubeでも読者限定公開で語っております。聞いて学べるようにという動画です。

【動画】メルマガ・ブログ読者限定 投稿「いらない力を抜けという難題」を、津田が語ります

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津田啓史(ひろふみ)