差というエネルギーを使えばいいんだ! 後編

新大阪健康道場は、大阪府の外出自粛要請を受けて、基本的に年初11日月曜日までは通常のとろける整体、定期クラスとも休業いたしますとお知らせしていましたが、先週の水曜日木曜日と過去最高の新規陽性者数を更新しています。
当面は無期限で休業ということにせざるを得ないかと判断しています。

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「差というエネルギーを使えばいいんだ! 後編」

自分の中から「踏まれても蹴られてもこれをやりたい!」という欲求が湧いているならそれをやるのはいいと思います。ただし昨今の社会構造などを平たく見たなら、自分の好きなことだけやって食っていけるという可能性は低い。であるならば、どのような環境になろうとも、そこで自分の中から行動のエネルギー、つまりやりたいという欲求が生じてくるようなトレーニング?なり習慣づけを日ごろからやりまくっていればよかろう、というお話しの続きです。(下記文中の …続きを読む をclick!)

差というエネルギーを使えばいいんだ! 前編

そのためには、何かの対象と一度つながった状態で生じているものを見ます。さらっと「つながった」と書きましたが、実はこれが本当はとっても難しい部分ですが、今日はそこは突き詰めません。つながろうとしてちゃんとつながったものとして下記進めます。

つながると、そこに「差」というエネルギーが出ます。そうなんです。前回も書きましたが、エネルギーというのは基本的には「差」のことなんです。

私の場合は達人名人またそれに準ずる方々とつないでみて、憧憬というプラス面はもちろんあるものの、時間経過とともに「〇〇師範は確かにその達人技がこの世に存在していることを示してくださってありがたいことこの上ないけれども、でも〇〇師範以外、高弟も血族の方もどなたも体現されてはいないじゃないですか。あなたは永遠にできる方で、私は永遠にできない人のままなんて嫌じゃ」というどす黒い思いがむくむくと湧いてくるのですね。

それで弟子入りして、いつまでたってもできないぐらいなら、自分でできるところまでやった方がいいわい、というので自分で別の角度切り口で延々研究するエネルギーが生じているわけです。

そういう過程で、とてもいい整体の技術などが生まれてくると、今度はその技術で〇〇さんの身体面のなにかのトラブルが解消できるかもしれないと、早く来い来い整体の日状態になったりもします。整体を受けられる人との「差」がまた推進エネルギーに化ける例です。一人で考えても頭の中だけなのですが、他者とセットにすることで生じるものに乗るわけです。

私の場合は、そういう邪悪な嫉妬心とか焦燥感とかそういったものも継続の推進力になり、生まれた技術でわが社(会社じゃないけど)を利用されている方々への「紹介、提供するのが楽しみ!」状態を作ってこれまた推進エネルギーと化す、ということをやっているわけです。

ちなみにこういうことを書くと、なんか当たる幸いすいすいとエネルギーに変えていっているように読まれるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。やればいいことが分かってもだらだらと先延ばしにしていっこうに進まない、というような現実があります。

個人でやっているため誰のせいにもできないので、自分で改善解決するしかありません。それで、他者ではないけれども「うまくいかない先延ばし、だらけて進まない自分」というものと向き合うことになります。いいアイデアを思いつく自分がいます。でも動きが鈍く、地味な実証実験・練習の積み上げをやらない自分がいます。どちらも自分ですが、その思考や行動を比べれば別人です。はっきりと比較するとまた「差」というエネルギーが生まれます。結果問題解決をするしかなく、「習慣化の技術」なんてものができたりします。

一人で悩むという行為は非常に効率が悪い。停滞していると感じたら何かと誰かとまずは向き合う。つながる。すると上向きでも下向きでもエネルギーの流れみたいなものが生じます。負の面のエネルギーだって、自分の推進力に変えれば力になります。他者への恨みにしてしまうと詰まりますけどね。

 

意識の持ち方を整えるのは頭の整体だから
生活整体研究家

津田啓史