「自分の根っこは変えられないけど、行動は変えられる」

「自己実現の技術的に行動する」という少しの手間を惜しんで、今までの自分のやり方でやり始めると、たちまち怠けていらんことばかりしてあっという間に一日が終わって、ただの役立たずの中年のおっさんに戻ります。

という話の続きです。

要するに、ベースにある自分というものはそうそう変えられるものではなかったということです。

しかし一方で、適切な行動が出てくるような枠組みを作って、そこに自分もはめ込めば前の号で書いたような「軽快で前向きな自分」がたちまち現れてくれるというのも事実だったのです。

物差しを使えばまっすぐな線が引ける、コンパスを使えばまん丸が描けるというようなものです。

何回やってもまん丸が描けるからといって、コンパスを使うのをやめたらまん丸が描けないということでした。

「自己実現の技術」を使ってサクサクと物事が進むということを経験すると、それを使わない時に少しも進んでいかない自分に余計にげんなりするというのが昨今の私です。

美味しいものを覚えるほど、まずいものが分かるようなものです。

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生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史　拝