ワクチンが効果的で安全だったとして、現状は

【ワクチンが効果的で安全だったとして、現状は】

以下の文章は、コロナワクチンが最小限の副反応のみで済んで重篤な副反応はなく、効果が抜群で非常に好ましいワクチンだったと仮定した場合の角度で考えたことを書いています。

まず、昨日書いたことに誤りがありましたのでお詫びから始めます

イスラエルのコロナワクチン接種済みのパーセントを99%と書いたのは間違いでした。6月3日時点で59.4%でした。グラフを見たら枠の一番上の線のところまで線が迫っていたので99%以上だなと思ったのですが、そのグラフを今日見直したところ、実は一番上の横線が60%の線だったのです。謹んでお詫びします。

話は戻ります。イスラエルは半年で60%まで行きました。人口は900万人ほどですから、大阪府よりもほんのちょっと大きいと思えばいい。

イスラエルのワクチン接種が始まったのは12月20日です。

日本は接種回数で7%です。(この数字はほとんど意味がなくて、二回終わって二週間以上たった人の割合を言わないと意味がありません。)日本で始まったのは2月17日。今現在で、ワクチン接種が2回とも終わったのはまだ2.7%です。

日本の65歳以上の人口比は28.9%。ざくっと3,600万人ほどです。約3割。日本の接種回数の人口比7%というのは医療従事者が先行して、3月末から高齢者が加わった数を足した割合の話です。

医療従事者は968万回接種しています。単純に2回接種をほぼ終えていると仮定して、半分に割ると450万人ほどは終わっていることになります。数字で見る限り、医療従事者はかなりの割合で終わっているようです。

65歳以上の高齢者と医療従事者、推定、人口の4,000万人にほぼワクチンが行き渡れば、どうなるかというと、まず医療機関の人が安心して働けます。

加えて決定的に大きいのが、重症者が大幅に低下する可能性が高いことです。何より、新型コロナの重症化の割合は、若い人も重症化する人が出てきたと言っても圧倒的に高齢者の方が高い。うまくいけば、重症化率を下げ、結果として死亡者数を下げ、そうなると仮に感染者が増えたとしても、医療崩壊が避けられる。

6月14日の読売新聞によりますと、東京都で今年の1月の医療従事者の新型コロナの感染者が525人だったのが、5月の時点で47人まで減ったそうです。医療従事者のワクチン接種が進んだ結果、感染者が10分の1になったと推定できます。

話は日本の65歳以上の高齢者と、医療従事者4,000万人のほうに戻ります。

ワクチン接種は2回必要だから、4,000万人を終わらせようとしたら8,000万回必要です。現在2,800万回。あと5,000万回ほど必要です。

今の接種回数は多くて一日80万回です。62日かかります。一日100万人に増えたとしてあと50日です。ワクチンを打った後、十分な数まで抗体が増えるのにそこから2週間から4週間かかります。だから、どんなに急いでも2ヶ月以上はかかる。

ですが、今まで、いつまで続くかさっぱり分からずだったのが、やりようによっては8月の終わりから9月くらいにかけて医療従事者と高齢者にワクチン接種をすることで、重症化する人を少なくすること、結果として致死率死亡率を下げるめどが立ったということです。

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生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝