緊急事態20日に解除決定の報道がありますが

【緊急事態20日に解除決定の報道がありますが】

昨日書いた諸外国の動きの中で、注目しておかなければいけないのがイギリスの状況です。

イギリスは、年明けの第三波が、一日25,000人レベルの第二波の倍の55,000人レベルになりました。かなり厳しめのロックダウンと、そしてワクチンの接種をせっせとやっていたところ、5月半ばで2,000人ぐらいまで減って、いろんなことを解除できるねと喜んでいるニュース報道を見ました。

イギリスのワクチンの状況というのは、イスラエルのように99%打ち終わったというような状況ではなく、50%を超えたくらいだったのですが、ロックダウンとの相乗効果でどんどん新規陽性者が減っていったのです。

ところがインド由来の変異種「デルタ株」の割合が増えてくると、再び拡大してしまい、ワクチン効果を追い越して、この一ヶ月で再び一日5,000人を超えてしまいました。ちなみにイギリスの人口というのは6,800万人ほどですから、人口の比率でいえば、一日の陽性者が2,000人から5,000人になったというのは、日本に当てはめると、3,500人が8,800人になったという計算になります。

大阪府でいうと、インド型デルタ株は、現在はまだ全体の数%しか見つけられていません。そこで先行したイギリス型の時はどうだったかということを調べてみます。

今年GWに大幅な感染者増をもたらしたイギリス由来のα株の場合、2月5日にはほとんど見つからなかったのです。それが4月2日には全体の80%を占めるほどになっています。

より細かいデータでいうと、2月中旬で4.3%だったのが3月中旬には43.2%と10倍に増える勢いでした。これらの数値の動きが、現状と非常に似通っているということです。すると7月の中旬には半分近くがインド株となり8月に入ると猛威をふるっているという予想ができてしまいます。

次に東京です。京都大学と国立感染症研究所の研究によると、インド型の感染力はイギリス型の1.2倍、それ以前のコロナウィルスの1.7倍の感染力の強さがあるそうですが、そのインド型デルタ株がこのまま割合を増やしていく場合どうなるかという試算が16日に発表されました。

20日に緊急事態宣言が解除され、東京で人出がそれ以前よりも10%増えたという試算で計算すると、8月の前半に一日の感染者が1,000人を超え、オリンピックの開催により人出がさらに10%増えれば、1,000人越えは7月末に早まるのだそうです。

ちなみに東京の新規陽性者の数は、今週になってすでに二回、同じ曜日で前の週よりも数字が大きくなってしまいました。下げ止まりなのか、再拡大なのかはわかりませが、大阪府のように二けた目前まで減少するところまで行く前にブレーキがかかりました。

道場活動の今後の見通しについて、大きいところから順に見ていくと、そんな感じです。

なので少し前の段階なら、「そろそろ再開できそうですね」と書けるような流れでは来ていました。

「20日以後は、部分的?ぐらいから再開はしていくつもりです」という感じでしたが、次の波が来るのが予想以上に早いかもしれない、という予測が入ってきました。

そして、東京がこのまま再拡大してしまって、大阪府だけは減少し続けると考えるのは不合理です。少しのタイムラグがあって、追従してしまうと思っている方がいいと思います。

書いていてあまり楽しくない内容で、読んでいても楽しくないと思いますがすみません。現在の状況を調べていくと、そういった見通しになっています。来週20日以後に全面的に再開というのには、少し慎重になっているということです。

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生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝