ワクチンは危険かどうか

【ワクチンは危険かどうか】

今、日本で接種中のワクチンはmRNAというものです。これが従来のワクチンに比べると驚異的といっていい効果が示されています。

ワクチンについては、私も決して「安心安全大丈夫」という立場を取っているわけではありません。もともと整体的な立ち位置というのは、薬などを使わないで自力で病気を乗り越えることで丈夫になっていこうという考え方です。

それを金科玉条で何が何でも貫こうなどと考えているわけではありませんが、致命的な不調が幸いないので、歯医者以外で病院に行くことがありません。インフルエンザの疑いがあるときに、病院で診断してもらうために行った経験が15年に一回ぐらいあるぐらいです。あとは30年ぐらい前に車に轢かれたときは通院しました。

だからどちらかと言えば、不要ならワクチンでも打たないで過ごしたいという立ち位置です。

ですが、今回の場合は、致命的に危険なワクチンだと思えるほどの情報には出会っていません。逆に「反ワクチン」の方にいささか極端な情報が多いです。

極論は「そもそも新型コロナウイルスというものは存在しない」という説を唱える大学の先生がいました。ワクチンを接種した人に近づくだけで影響が出るというようなものもあり、不妊になるというものもあり、極端なものでは2年後にばたばたと生命を失うというものもあります。

ウイルスが存在しないという説は、5月31日に東京都健康安全研究センターが、「患者から新型コロナウイルスを分離し、電子顕微鏡で撮影し、また塩基配列を解読しました」というツイッターでの投稿とその写真を見ることで私の中では没になりました。

不妊に関しては、もともと有効性を調べる治験の際に「妊娠の可能性のある人は加わらないでください」という条件で実施したので、妊娠する人が極端に少なかったのは当然で、またそれでも妊娠した人がいたのですが、そこはワクチンを打った人と、比較のために生理食塩水かなにかを打った人の間で妊娠の率はさほど変わらなかった、という医師の解説の投稿を読み、一応「そういうことならありえるな」とおさめております。

またコロナ以前のワクチン批判として「水銀という猛毒が入っている。人間を弱らせて人口を減らそうという陰謀だ」という説がありました。

私は、すべてのワクチン製造にかかわる研究者がもれなく陰謀に加担するということが合理的に説明できないので、調べてみました。

そうすると、水銀が単体でブレンドされているわけでなく、防腐剤の原料として使われており、その分量も一時からすれば十分の一ぐらいに減っていて、その分量というのは、ふだん食べるマグロの握りずし一個分に蓄積されている水銀の四分の一ぐらいだという開業医の先生のブログ記事を見つけて、そんなものかと思っております。

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ただし、通常は何年もかけて治験をしてから承認になるワクチンというものが、今回は異例の早さで承認されているため、長期間の影響というものはわからないから不安だ、という気持ちで接種を急がないという意見は、共感できるものです。

また、世の中にはミドリ十字の血液製剤によるエイズのように、害があるとわかっていながら販売を続けていたようなケースがあることも覚えています。

だから、何もかも鵜呑みにして安心安全だとは思っていません。ですが、良く調べないでケチをつけるとかえって本当にやばいものが埋もれてしまわないかと思います。

めんどくさいけど、丹念に調べて本当に危険なものは危険だと知らしめてほしいとは思っています。

それで、現状では希望も含めてになりますが、ワクチンは致命的に危険だとはしない、という立場でもろもろ書いています。

また「コロナはただの風邪だ」も賛成しておりません。半分かそれ以上?の人がただの風邪か無症状で済むにもかかわらず、1割以下の人は重症化して2%前後の方が死亡してしまう非常にやっかいな風邪ウイルスによる疾患だという見方をとっています。

医療従事者が安心して現場でコロナ対応でき、重症化や死亡される方を大幅に減らせれば、風邪やインフルエンザに近くなり、社会活動を広げていける他の手立てがなく、今のところは致命的な欠陥が見つかったわけではないので、ワクチンは支持するという立ち場で書いています。

もしも、いろいろ調べていて合理的な説明とともに私の立ち位置がおかしいと否定できる情報をお持ちの方はお知らせください。

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生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝