活動再開はまだ少し先になりそうです、その訳は

みなさんがなにか地元の選挙などがあった場合、維新の会関係者にはぜひとも投票しないようにしてください。生命と健康にかかわります。

2月25日現在の東洋経済オンラインコロナのページのグラフから読み取れることを説明します。一週間の平均値でどんな流れになっているかというお話です。

全国の陽性者は2月に入って週平均一日80,000人のラインで横ばいになり、20日ごろになってようやくほんの少し下がったという流れです。まだそのレベルです。

重症者は2月に入って一日1,000人を超え、今1,500人あたりになって横ばいになっています。

亡くなられた方は2月の半ばで一日200名を超え、週平均一日220人になったところで止まったか横ばいか、というところです。

ちなみにPCR検査人数は2月8日頃までは一日22万人レベルで横ばいでしたが、そこから右肩下がりで減って行き、一週間以上一日18万人前後に減ったところでウロウロしています。(国は通達で検査抑制に舵を切っています)

大阪府の感染者は、1月末に一日10,000人の感染者を超えた後、2月の4日5日ごろに12,000人でピークになり、ジグザグを描きながらほんの少しずつ減って、ようやく11,000人を切ったところです。ようするに医療に余裕が出るようなところまで全然下がっていないということです。

大阪の重症者は、2月の半ばに一日700人を超えて、今も僅かずつ「増えている」状況です。つまり重症者病床の逼迫具合は、今も緊急事態が続いています。

亡くなられた方は、大阪府が全国で最も多く、2月23日ごろに最悪の一日40人(週平均一日あたり)にグラフが乗りました。まだ右肩上がりです。

人口1400万人弱の東京が一日25人。
  900万人弱の大阪が 一日40人です。

この数字がどれぐらい良くないかというと、人口100万人あたりの2月後半一週間の死者という形で算出した場合(人口800万人以上の国や都市を比較)

大阪は

アメリカ 38,28
ロシア  36,43
フランス 31,90

に続いて世界第4位です。

大阪   30,89

日本全体の100万人あたりで見れば、12,56です。大阪がいかに突出して人口比でコロナで亡くなられている方が多いかというお話です。

さてこういう状況だと大阪府知事の記者会見で、腹の座った新聞記者からは、なんでこんなに大阪ばかり死者が多いのかという質問が飛びます。当たり前です。それに対して吉村知事は何と答えるか。

「皆さん大阪の悪い数字ばっかり探してくるけれど、陽性者に対しての死亡率で言えば大阪は全国の真ん中あたりで、飛び抜けて悪いわけではない」

とぬけぬけと答えます。これは維新の会の大阪の府議会議員あたりも同調してツイートします。馬鹿です。

致死率、致命率というのは、その病気がどれぐらい怖いかという一つの指標です。日本全国の平均値です。人口の多い都道府県が平均値あたりに収まるのは当たり前です。

感染者を少数に抑えている都道府県で、たまたま死者が多い場合、その都道府県の致命率は上がります。つまり都道府県別でいえば上位に行きます。

10万人あたりの感染者数で、大阪がぶっちぎりの全国トップを走っているから、結果として同じ病気で死者数もぶっちぎりのトップになっているわけです。

その現状に対して、致命率は決して高くないと言い訳する吉村知事は、算数もできない馬鹿か、事態を改善する気がないのかどちらかです。

ちなみに、日々の報告さえまともに上げられない事態を長期間放置して、そのあげく契約書なしで事務処理を1億円で民間に丸投げした大阪市の松井市長は、しばらく前には「オミクロン株は、インフルエンザ以下だとエビデンスがある」と公言していました。

感染初期のまだ重症者も死者も増えない時期の数字を、都合よく引っ張ってきたのでしょう。パーフェクトな馬鹿です。もしくは悪意の塊です。

東日本大震災の初日だと、死者は数十人とか数百人という数字しか上がっていません。その時の数字を見てこの津波は大したことがない、と言ってるくらいの馬鹿です。

裏返せば、本当に無能か、もしくは有効な対策を打つ気がほぼないかのどちらかです。両方かもしれませんけど。

要するに、日本のコロナはまだまだはっきりとおさまってきたとは言えない状況の中で、大阪は最悪の数字をたたき出しているのが続いています。そして大阪府と大阪市のトップは、それに対してまともに対応する気も能力もない、(現場の方は懸命に努力されていると思います)ということが極めて明瞭に推察される。

そして、現状65歳以下の場合は、基礎疾患がなければ基本的に自宅に放置される。こういった国の方針は大阪府や大阪市は忠実に守ります。野党の皮をかぶっていますが、実に国の政策には忠実です。

そして軽症中等症病床は逼迫しており、重症者病床は、本来緊急事態宣言対象基準である40%を超えて今も使用率は上昇中。死者や重症者の日々のグラフもまだ下向きにはなっていない、これが大阪の現状です。

ですから、まずは感染者のグラフが明確に下向きになること。そして医療のほうに余裕が出ていることがグラフ上で明らかになること。そういう状況にならないと無条件に活動再開というわけにはいかないということです。

圧倒的に高齢者でかつ基礎疾患をもった方が亡くなられているというのは吉村知事も言い訳に使っていますが、その通りだと思います。ただ、基礎疾患を持たれた方が、軽症や中等症からいきなり亡くなられるだけの「ダメージ」はある感染症だと考えられます。軽視していいわけではありません。

こういう状況を改善しようとしても、すぐにできることはありません。毎回書いてますけども、身体に関係したメールマガジンで特定の政党の悪口とか書きたくありませんが、自民党の良くない政策をアンテナショップとしてさらに露骨に悪くして実行中なのか維新の会です。野党ではありません。

実態に関係なく、自分たちに課せられた役割だけを邁進していきます。少なくとも皆さんの地元の首長や議員の選挙があった時、維新の会に投票するとあなた自身の生活に悪い方向で跳ね返ってきます。

まずは、参議院選挙で明らかに維新の会で選挙に出てもことごとく落ちる、というような流れを作らない限り、日本の衰退が加速します。先日長崎の知事も維新の会の候補が勝ちました。

致死率が真ん中だから大丈夫だ悪くないとか、オミクロン株はインフルエンザ以下だというような馬鹿が、大儲けできるという虚偽に近い楽観的な見通しで、大阪のごみで埋め立てた軟弱地盤の人工島に公金は一切使わないという公約?をあっさり反故にして大規模賭博場・カジノを推進しています。

見たい数字しか見ず、やりたいことしかしないこれらの一派の推進する方向で、うまくいかないことだけは火を見るより明らかです。

和歌山県知事が大阪の知事だったら、もっと安心して活動再開に早く踏み切れるのにと、心から思います。



Bトレ最新公開動画はこちら。

「固定感覚」を手放せば、トレーニングは連動が起こります 大きくたくさん疲れずに動けます 手の位置と向きを変えるだけ 付録肩こりの取れるテーピング


進化体操と和の体育
津田啓史 拝

YouTube

Bトレの実技はこちらから。
チャンネル登録や高評価もお願いします。

プレミアムメルマガ

効果の出るメカニズムを解説した「Bトレ解説」は有料メルマガ・プレミアム版で連載中。

毎週火・木・土に配信!

【月額定額有料メールマガジン】
○無料メールマガジンではお伝えできない、津田の整体的トピックスを配信!
○講座が再開したら、有料メルマガ会員の方は先行予約ができるようにします。

月額550円。
整体的生き方を実践する津田の「とびっきりのネタ」「ここだけの話」「オリジナル度・実用度の高いもの」をご紹介する予定です。
あなたの健やかな毎日のご参考になれば幸いです。

>>>サンプルメルマガを読んでみたい方はこちらのリンクをクリック<<<

※有料メールマガジンをご購読される方は、無料メールマガジンも併せてご購読いただくことをお勧めいたします。両者の話題がつながっていることもよくありますので。

>>>無料メールマガジンのご登録はこちらのリンクをクリック<<<

Tラボ ~オンラインで津田のメソッドを学ぶ~

Bトレを動画などで体験済み、これは本格的に学びたい、自分でも実践研究していきたい(身体のプロの方が多く参加されています)という方は、研究のためのオンラインサロンTラボにご参加ください。

月額4,950円で有料メルマガもついて、講座への割引などの特典もあります。