水害被災地を車で助ける!
【水害被災地を車で助ける!】
皆様からの募金の災害救援への支出のご報告です。
以前から少しずつたまっていた募金を、28日にレスキューアシスト熊本、ヒューマンシールド神戸の二団体に「用途自由・必要だったら何にでもお使いください、用途の報告いりませんカンパ」として各2万円を寄付させていただきました。
その後にご協力いただいた募金は、振り込みとご持参で確認済みのものだけでも66,000円以上になります。ありがとうございます。
令和二年七月豪雨災害は、人手が足りない、被害が大きい、コロナ禍がまん延でますます人が集まりにくくなる、などの悪条件の中、支援作業が長期化してしまうことが予想されます。現地に様子を聞きながら、引き続き残額も現地で活動する方々に託していきたいと思います。
今日は第二弾の募金先として熊本で活動を始めた日本カーシェアリング協会を紹介します。
もうすぐ新車に買い替えるから廃https://www.japan-csa.org/車にする、みたいな車を集めて被災地に運び、水害で足のなくなった水害被災地の家庭に保険付きで無料で貸し出すプロジェクトです。
2階まで浸水したような水害では、まともに残っている車など考えられません。大都会以外は日本中どこでも過疎高齢化です。田舎にいくほど車がないと生活がなりたちません。そこに車を貸し出して、生活や復興に役立ててもらおうというプランです。
ただそれだけならカー「シェアリング」ではありません。ただの無料レンタカーです。このプロジェクトでは「できるなら複数の世帯で協同で使える形での貸し出し」(シェアリング)を促進しようとしています。もともとは石巻の仮設住宅での取り組みです。
車を核にして、住民さんのコミュニティを促進しようという素敵な下心があります。石巻の仮設住宅でも、カーシェアリングを導入した仮設住宅は突出して自治会の設立率が高く、車を核にした住民の助け合いが生まれました。交通手段を持たないおばあちゃんを、手の空いた人が買い物とか病院まで送迎するみたいな取り組みです。
被災後の避難所や仮設住宅というのは、元居た家から近いとは限りません。自宅の片づけに行くにも、徒歩で行って人力作業を炎天下でというのは本当に大変だと思います。罹災証明だとか役場に行くことも出てくるでしょう。そんな時に「足(車)」があるのとないのとでは全然違います。
そして今回はコロナ禍で、毎日感染者数の記録を塗り替えるような毎日です。県外から人や車を運び入れるわけにはいきません。一定数確保できている車を一気に熊本に入れた後、県内の人をスタッフで雇用して、県内の不要な車を集めて運営することになりました。いつも以上に大変です。
当座の運営資金として100万円目標の募金を始めています。こちらにも第二弾、2万円の募金を入れさせてもらうことにします。