皮下チューニングから身体を考える【皮下チューニングで母が認知症から大幅に復活】
その動画を見せてもらってびっくりでした。私も整体させてもらったことのある認知症のお母さんが、1年たったらびっくりするぐらいかなり普通の85歳のおばあちゃんに戻っていた動画です。
古くからの知り合いのOさんに、グループホームに出張整体を頼まれたのは一昨年のことでした。ものすごく元気なOさんのお母さんだったのが、家政婦のお仕事を引退したらどどどっと体調が悪くなり認知症に。
深夜の徘徊なども出てきたので家庭内で介護するのは難しいと、自転車で行ける距離のグループホームへ。それが四月のこと。入所したときは、楽しくやれている感じだったのが、じきに首ががっくりと前に垂れて前が向けなくなり、コップのお茶も飲めない(上が向けないので)ぐらいに。腰が曲がり、歩くのも危なっかしく、何より陽気で元気だったお母さんが会話が成り立たず、反応がないという状況になりました。
Oさん一家は私の実家の近所なので都合のつく時は家族で整体を受けられていた方で、「母がこういう具合になってしまったので出張整体でみてもらえないか」という連絡があったので何度かホームへ伺いました。それが夏のことでした。
その時の様子は本当に上に書いてある通りで、ホームのみなさんが集まる部屋の隅っこにある小さな一人用のテーブルに座ってほぼ無反応。お茶を飲もうとしますが、お茶が飲める角度まで体が起きないので、飲もうとしては置き、飲もうとしては置き、を繰り返している、みたいな状態でした。
それから隔週?ぐらいだったか整体に通いました。ずっと出張し続けるのは難しいので、最初からOさんも見舞いの際には皮下チューニングをやれるようにという形で見本を見せるような感じを取り入れての整体でした。
そうするとだんだん会話の方、反応の方は少しよくなってきました。私が行ったときにメキメキよくなるという話ではないです。私が行ってない時にOさんがせっせと皮下チューニングをした結果という感じでした。それが夏から秋にむかってぐらいだったかなと思います。
ただ私が診ている間に、首がちゃんと前を向くことはありませんでした。少し向きやすくなったかな、あららまた下を向いちゃったぐらいです。そのうち整体に呼ばれなくなったので「あー、かんばしくないんだな、また悪くなっちゃったか」と思っていました。
そして冬になってからか春になってからかは忘れました。Oさんが久しぶりに講座に顔を出しました。お母さんのことはもう、悪化したと思い込んでいますからぱっと話を振れません。そうするとOさんの方から「お母さんすっかり元気になったんですー」「え??」
というので動画を見せてくれました。するとホームの廊下を手すりをもってですがすたすたと歩き、顔は真正面を向き笑顔のお母さんがありました。つまり、私が呼ばれなくなったのは、徐々にお母さんが良くなっていき、もともと家族皮下チューで何とかしましょうねという話で始まっていて、うまくいかなかったら呼ぶべしだったのでしょうが、じわじわじわじわ回復していかれたので、SOSをするタイミングが結果的になかったからだったようです。
お母さんの認知症が一気に進んだのが83歳。今現在85歳。認知症の人で83歳まで元気だったのが、半年一年であっというまに進行したという話はざらにありますが、年齢が二年以上も進んで、はるかに受け答えも動作も若返るというのはほとんど聞いたことがありません。
もちろん、お医者さんに診断を受けながらの日々ではありませんので医学的な検証診断がある話ではありません。家族の感触として、皮下チューニング以外には考えられないと思っておられるというだけではあります。
でも、家族が触れることで、これだけの回復ができるとしたらすごいことではないでしょうか。認知症といってもさまざまな原因や症状があるでしょうから、すべての認知症に効果があるかどうかは疑問です。ですが、Oさんのようになれる人はきっと他にもたくさんいると思うのです。
もう一つ。きっと悪化した認知症の人を回復させるよりも、悪化する前の軽度の人をより正常に近づける、戻す方がおそらく簡単だと思うのです。そんなことをOさんと話して、お母さんの悪かった時の映像、そして回復されてからの映像を編集してOさんのお話しと一緒に動画にまとめました。皮下チューニングで好転できる可能性のある方に届けばいいなと思っています。
【動画】83歳で、言葉も出ない、首も上がらなかった認知症のお母さんが、皮下チューニングで85歳の今、背筋も伸びて冗談を言うように
ヘタレ脱出 習慣化の技術研究家
くらげ体操と皮下チューニング
津田啓史(ひろふみ)
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