対話 体話 体和

「対話 体話 体和」

マイクロストレッチというのは、低圧クッションと皮膚感覚の対話です。

天才のことは天才でない身にはわかりませんが、凡人であるわが身なので、普通の感覚は分かります。天才というのはたぶん「天賦の才」の省略形でしょうから、天才というのは抜きんでた能力が極めて早い段階から発露している人でしょう。

私がやっていることは広義には「能力開発」です。それで能力をつけるのか引き出すのかという選択肢で、つける方を選ぶと方法を失敗した時に無駄になるから、あるけれども使っていないものを探して使う方を選びました。そういう経緯でいっぱい在庫ができてきたのがわが社の取り扱い商品です。

世の中に無洗米というものがあります。下水が米のとぎ汁ですごく汚染されているのではないかと考えたお米会社の人が、その負担を少しでも減らそうと、白米についているぬかの粉を減らして洗わないでいいようにしたのが無洗米です。

で、どうやってぬかの粉を取ればいいかというと、細かいシステムは覚えていませんが、結論をいうと「ぬかを使う」のが一番とれたので、ぬかを使ってぬかを取っているそうです。同種のものがもっともかみ合うのですね。

そうやって「かみ合う」ものを使って、付着したぬかの粉を取るわけですが、言い方を変えるとぬか同士だと関係性が結べるということですね。

最硬度のダイアモンドなら取れるかというと取れない。ぬかよりも柔らかいものを当てても取れない。波長が近いものがもっともかみ合う。

人体というものはある程度硬くなる柔らかくなるの幅を持っていますので、柔らかく自由自在に動くという身体能力を引き出したいから柔らかく自由自在に変形する低圧の空気枕を当てます。すると、骨盤周辺の皮ふの感覚器がその質感を感じ取って同種の柔らかさを引き出してくれます。

ということで、天賦の才があふれ出ている人はそれを生かされればいいですが、そうでない私たちは、相性のいいものを探して引き出してもらうというのがいいように思います。

ピエロの玉乗り、綱渡り、バランスボール、スケートなどはそのボールやスケート靴のおかげであなたの中からバランス感覚を引き出してくれているわけです。それらを使うことなく自分の頭で身体にあれこれ命令してバランス感覚を高めようとしてもとても遠回りで、かつ道に迷いそうな感じは誰でもわかると思います。

なので、何らかの能力開発をしたいと思えば、一人で頑張って能力を増そう、付けようとするよりも、的確に引き出してくれそうなものを探して、それと向き合うということが、凡人にとっては非常に助けになります。

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感染者が増えてきていますが、今後年内の講座は、人に触れる皮下チューニングも足先限定ですし、そして時間の中心はこの一人でやり淡々と無言でできるマイクロストレッチになるので、今のところ予定の講座は全て予定通り実施の予定にしています。

 

家族整体・生活整体の普及推進
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マイクロストレッチと皮下チューニング

津田啓史(ひろふみ)