習慣化が起動する前の津田啓史
【習慣化が起動する前の津田啓史】
習慣化の技術を見つける前はどうだったのかを書いておきます。
新型コロナの感染拡大を受けて、4月6日ごろから自粛休業に入りました。生活の保証があったわけではありませんが、政府や自治体からの自粛要請が出てからだと「なし崩し」で後ろ向きな心情になるので、出る前に「自分から決めるんだ」というスタートでした。
それまでは毎週和歌山、新大阪、尼崎の実家、京都の教室を行き来し、毎月関東へ、そのほか四国松山、岡山の笠岡、名古屋などに飛び回って忙しく生活していたわけです。
それがパタッと止まりました。自分から休業に踏み切って前向きで行くぞと決めたからといって、実際には行くところがない、出かけないと決めた休業なので、一日のスタートはだらけます。目覚めると家内が仕事にでかける8時半前後です。せめて整体の腕が落ちないようにと、毎朝10時から同居している義父の整体をしました。30分ほどでそれが終わると、必要な買い物を除けば唯一の外出、犬の散歩です。
最初は和歌山城の外周を一周、2.5キロ。そこそこすれ違う人がいるので、その後早朝の紀ノ川河川敷に変わりました。
ひも生活なので、昼ごはんの用意をします。本当は午前中にyoutubeの動画を一つ撮影してしまいたいのですが、アイデアも浮かばす台本も書けずでほとんどできません。食後の午後もちょっとだらだらしているとあっといううまに夕方になります。毎日アップする意気込みで始めたyoutubeの動画も一週間ほど撮影できないときもありました。平均しても一週間に2本も撮れませんでした。
メルマガもコンスタントに毎日というわけでもありません。
時間はたっぷりあるはず。そして講座・講習会が再開できるのはいつになるかわからない。先を見越していろいろな試行錯誤や勉強・準備を始めないといけないのに、変わり映えしない毎日が続きます。
夕方から夕食の準備をします。不慣れなのでほぼ2時間かかって7時。片付けをして夜の犬の散歩、夜10時前後に家内を整体、だらだらとスマホでコロナ関連の情報などを見て終わり。
一日二人整体するというルーチンは「現状維持」のため。それ以外は、将来を切り拓いていくような要素がほとんどありませんでした。こんなので今の仕事は継続してけるのだろうかという感じです。たまたま事業の規模や条件が、いろいろな給付金や補助金に合うものがあり、それらでなんとかなっただけという感じです。
【それがどうなった】
それが8月の末現在で大きく変わりました。もちろん前回書いた「三か月で売り上げ三倍!」みたいな経済的成功の話ではありません。行動を変えることができたというお話しです。それもまだまだ芽が出ただけの段階です。
今日書いたように「先の見通しがなく、対処していける手ごたえのあるものも積み重ねられず」だったのが「これはぜひ毎日の習慣にしよう」と思うことがほぼ100%習慣化できるようになったということです。(始めてみたらつまらなかったことは消えていきます) 次回に続きます。
うまくいった方法のワク組みはこれだけです。再録します。
●少ない数、短い時間から始めて増やしていく
●時間や回数などを月1枚の紙に毎日記録していく
●最初始めた形にこだわらず、継続できる形にアレンジしていく
●メインの集中とサブの弛緩する時間のワクを決める
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津田啓史(つだひろふみ) 拝