【皮膚はとても賢いのです】
昨年生まれたマイクロストレッチ。
これは半分程度しか空気を入れていないエアクッションが背中に当たることで、皮膚感覚がその正体を見極めようとして、くにゃくにゃになりクッションの形状変化を追いかけていくという現象で、いわば「一人でやれるとろける整体」というような現象を起こすというものです。
最低限必要なものは、ダイソーで100円で買える「エア枕くるんとフィット」一つです。
クッションの上にお尻を乗せ、膝をゆらゆらとしているだけでどんどんと天然由来の柔らかい背骨が溶けるように柔らかい体が引き出されてきます。
運動というとほとんど筋力が語られます。でも運動というのは、最初に情報の入力があってその情報に応じて出力されるというメカニズムで出来上がっています。だから近道を考えるなら、筋力、筋肉という「出力」ばかりを考えるのではなく、情報の入力の方面も同じくらい考える必要があるということが、まだ常識にはなっていないようですがとっても大事です。
●皮膚感覚にもっと注目すべきです
そして、情報の入力の中で皮ふの持っている感覚というものがもっともっと重視されていいと思います。
五感といいますが、目は光の有無みたいなものを追いかけていた肌感覚が発達したものです。嗅覚は、気体の特性を判別していた肌の感覚が発達したものです。味覚は、主に液体の特性を判別していた肌の感覚が発達したものでしょう。ベースには自分と自分の外側の境目にあった感覚があります。
そして人類の存続は、生殖に関係ある部位(粘膜)の接触欲求みたいなものにつき動かされて、せっせと励んだ結果存続しているわけです。
だから種の保存にも、個体の生存にも、五感というもの、皮ふ感覚というものがものすごく強烈に関わっているのですから、ご自分を快適な状態に導こうというトレーニングでこれを使わないということの方が、よく考えたら不自然だったのです。
コロナ禍の環境の中で、できる限り一人でできる調整方法が重要になってきました。最近は、以前研究していたテーピングも復活させています。
ぐるぐる巻きにして固定するテーピングの発想ではなくて、ごくごく小さなあるいはごくごく細いテープを厳選した場所に貼ります。
身体がなんだこれはと違和感を感じて、そしてその部位そのものが全身のバランスを整えるような部位を事前に割り出していますから、テープを貼るだけで整体になるというような方法です。
生活整体総合講座の中では、これをいくつかご披露する予定になっています。
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【生活整体総合講座3月大阪 4月東京募集中】
「疲れが加算されない身体」をもたらした可能性がある下記の4つの調整法
〇疲れやすい部分を「小さい蒸しタオル」でケアしながら
〇身体能力が上がる笑顔(横開きの口)で
〇マイクロストレッチ(進化体操含む)でセンタリング(背骨に集中する)をして
〇やったことを記録して習慣化する
3月の大阪27,28,29土日月の「生活整体総合講座」は(東京は4月12日)
「一人でやれる、疲れなくなるマイクロストレッチ4点セット」
「貼るだけで、びっくりするぐらい身体が整うテーピング整体」
「自主トレ 集中法」
を行います。
【生活整体総合講座】
★新大阪健康道場
3月27日土曜日 13時~18時
3月28日日曜日 10時半~16時半
3月29日月曜日 10時半~16時半
※一回単発も可能な進め方です。
今回は土日が空いています。月曜日は後1名
★東京都府中市(駅から5分)に変更になりました
4月12日月曜日 10時半~16時半
【受講料】当日1万円をお支払いください。要予約
進化体操と和の体育
津田啓史