自己実現の技術8 挫折の抜け方3

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新大阪健康道場 津田啓史

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「自己実現の技術8 挫折の抜け方3」

●あえて一から再開を選ぶ

六大学野球部の猛練習と比べるのも申し訳ないのですが、「一日15分の一度休止したランニングを、休止する前のレベルで再開するかどうか問題」です。

人によっては「そんなもん、どっちでも大して変わらへんわい」とお思いでしょう。はい、その通りです。どっちにしても大した差はありません。たかだか湊北町周辺一周ジョギング問題です。私以外には一切影響が行きません。

でもこういうささいなことだからこそ、いろいろとテストできるわけです。落ち着いて客観的に自分自身の反応を眺める余裕があります。どっちを選んでも大した差がなさそうだからこそ、少し手間がかかりそうなことも試すことができます。

結果的に、もともと毎朝のランニングの習慣化が成功したのは、短時間、短距離からステップを追っていった結果として苦痛なく習慣化したのですから、最後の結果だけを見て「毎朝15分ぐらいなららくーに走れるはず」という選択肢は外すことにしました。

私にとって重要なのは毎朝15分走ることではなくて、めんどくさくてなかなか習慣化しないことを、習慣化して生活に定着させることができる回路が育っているかどうかです。

いきなり15分に戻してランニングが続いても、それは「がんばって再開した」というのにすぎません。

 

●ただし全く同じにはしない

「少量、増量、記録」の原則に沿って、一度休止してやらなくなってしまったものを、再開させて何事もなかったように習慣に戻すということに成功すれば、今後習慣化したものが一時的に休止しても復活させるのはさほど難しくない、という貴重なデータを自分に残すことができます。

そこで、また信じられないぐらい短い距離から再開することにしました。ただし、ここからが違います。まったく同じペースで増量するというのは、すでにそのコースを通って成功した私自身に失礼です。経験者と未経験者は同列に扱うべきではありません。その経験を尊重するというのが礼儀でしょう。

そこで、私の身体がNOと言わない限り、一日に一回という当初のルールを撤廃し、機会があればどうぞ一日に二回、三回走っていただいて結構です、というルールに変えました。さらに真逆のルールなのですが「絶対に毎日続ける」にもこだわるのを止めました。

実際には15分よりももっと走りたい自分がいます。和歌山城まで足を延ばして一周し30分40分の方が気持ちよさそうです。(ずーっと以前はお城回りを走ってましたが、短期間で挫折しています)さてそれをリアルに想定してみると午前中出発の仕事の日もそこそこあるし、犬の散歩だってあります。だから15分というのは、朝が忙しい日でも毎日継続できそうなワク組みだったわけです。(今、この原稿を書いていて気づいたのです)

私が走るのは、実際問題運動不足なのと、加齢に負けないで心肺機能を維持向上したいのと、足腰が弱ることでお尻が重くなって行動できなくならないためです。その目的に対して走る習慣というものは合致していました。だから今後も走る、ないしは速足で歩くということは一定量続けていきたいです。

最初は続くかどうかわからないから、逆に毎日という枠組みでやらざるを得なかったわけですね。やる日とやらない日を作るということが怖いわけです。やらない日を作るとそこからずるずると止めてしまいそうで。

ところが、習慣化が技術として身につくと全然景色は変わります。(つづく)

 

人間の心身の反射の仕組みで、ストレスなく毎日の仕事を進めていくことも整体です
生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史