集団と個人 群れと一匹 4
【集団と個人 群れと一匹 4】
動き方・手当て・何かとのかかわり方、発想、ちょっと変えることで、もっともっと快適な毎日を送れます。整体生活研究家の津田です。
「貧しい民衆とともに公権力の横暴と戦うのだ!」と理想に燃えた私は、大学は予定通り法学科に行きました。
1年生の前期は、憲法の授業を、教室の最前列のど真ん中で受けていました。真剣に聞いていくと、自分の思っていた法律の世界と、実際の法解釈学の世界の違いに、びっくりしました。そのまんま文言を日本語として読んだら憲法違反なのに、授業を聞いたら国が正しいことになっていくのです。
なんじゃこれ、と思ってしまい、肩透かしをくったようで、じわじわと弁護士を目指す気持ちがしぼんでいきました。もちろん、その程度の甘い覚悟だったということです。
もちろん、ヘタレな私はそのまま弁護士を目指していたとしても絶対に司法試験には合格してなかっただろうことは断言できます。
その後私は、法学科の同級生で大阪出身、今も大阪で演劇教育をしている八木延佳君と一緒に、島根大学に来たことでかえって関西の特性が見えてきた。
大阪はおもろい、その面白さを研究して、それを使って大学を活性化しよう、ついでに商売というものも勉強しようということになり、商業実習として、キャンパス情報誌を作り、それを販売するということをやってみようということになりました。3,200人ほどの学生数で1,000部以上まで売りましたから、たいしたものです(八木君が)。
そういう流れで、大学の4年生の頃には、「真心で精進する日本一の商人(あきんど)になるんだ」という路線で進んでおりました。
そして大学4年生の後期試験の時に、「試験時期2週間限定24時間開業のセルフコピーショップ」を自分で作って、2週間だけ営業するということをやっていました。爆発的に当たり、そこそこ儲かりました。
毎朝銀行が開くと、ビニール袋にどっさり入った小銭を預けに行き、「あなたはいったい何をされているのか?これは一体何のお金なのですか」と窓口の銀行員に不審がられるほどでした。
当初2週間の予定でスパッと止める予定で始めたのですが、あまりに儲かるのでなし崩しに延長していました。
もともと、大学と周辺のコピーが30円とあまりにも高いこと。そして、大学の構内にあるコピー機は、どんなに列が長く続いていても5時になったら強制的に閉店してしまい、これは商売のあり方としておかしいのではないか、行列させるだけさせておいて、店を閉めるとは何だというような義憤に怒られて、だったら自分で24時間対応可能で、20円のコピーをするぞというような発想で始めたお店でした。
つまり、自分の中では学生の生活は学生が守るのだという公的使命感と、客のことを考えないお店の姿勢に対する不満が根底にあると思っていましたが、いざ自分で始めてみると、もうお金と売り上げにしか意識が行きません。もうびっくりするぐらいお金のことしか考えません(大事なんですけどね)。
2週間限定というプランもあっさりと延長。公的使命感もお客に対するお店の不誠実さに対する不満などもきれいさっぱり消えておりました。
一段落ついたところで、これって、日本一の真心の商人を目指すというのは無理じゃないかと思いました。お前の精神性はあまりにもお粗末だ、少しばかり売り上げが上がると金のことしか考えないじゃないかということで、日本一の商人を目指すという路線はあえなくついえたのでした。(つづく)
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生活整体研究家
進化体操と和の体育
津田啓史 拝