自由は不自由 制約は力

「自由は不自由 制約は力」

人というのはやっかいなもので、なにをやってもいいと言われるとかえって何をしていいのかわからなくなります。

時間を自由に使えるたまの休み。事前に決めておかないと、アッと気が付いたらもう夕方なんて経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ところが「優待割引チケット8割引き、ピーチ航空往復と宿がセットで最高3万円で、おつりなし、ただし期限は一か月以内」という具合に制約があるとピーチが就航している仙台にしようか鹿児島にしようか成田にしようか、だったらこれとこれを組み合わせて」という具合にけっこう短時間に行き先や日程が決まったりする。

つまりあまりに自由というのは、あなた自身の各種能力が開花するのにはけっこう役に立たず、いくつかの制約がある方がかえって決断に時間がかからずいいアイデアが出る。

まさしくそれだったのが、先週終わった大阪府立東住吉高校芸能文化科一年生の身体表現のクラス。20人を二コマやって、その後彼らが学ぶであろう謡曲、能、狂言、落語、演劇、またはサークルでの演劇、ダンス、楽器、スポーツなどにも「これはいい、使って身体を整えたい」という実感の持てるものを提供するという条件。

世界中のみなさん同様条件には「密接できない、密着できない、顔と顔を近づけられない」という制約があり、毎年やっているデモンストレーションなどできないことだらけ。。。。

ということで、結果的には道場や講習会と同じ「足先だけの皮下チューニング」と「一人でやれるマイクロストレッチ」と「習慣化の技術、コツ」をセットで5週やりました。あまりにいい5週の受講態度だったので、全員にダイソーで買った100円の「マイクロストレッチにつかえるエア枕」をプレゼントして終了しました。

というので、今日はこの文章の続きに生徒諸君の5回終了後の感想を掲載しています。内容で選ぼうとしたら不採用にしたくなるものがなくいくら何でも40人全員は多いなということで、ここは機械的にいこう。ということで8行以上書いている人を無条件で採用ということにしてピックアップしたら18人になりました。今日から6名ずつアップします。

感想は授業中に書かせるのではなく、帰りのHRまでに書くことになっていますから、念入りに書いているメンバーは休み時間にもう書き始めていたのではないかなと思います。

そういう機会を頂いて、結果的に今三本柱にしている「皮下チューニング」「マイクロストレッチ」「習慣化の技術」が確かに届いていている感想にとてもうれしく思っているのでした。

三密を避けつつ、ふだんより大人数。結果としてこちらの集中度も高かったのかな、例年よりも私語も圧倒的に少なく、マイクロストレッチや皮下チューニング中の集中度も高く、習慣化に関しては5回目の感想ですでに習慣化に成功した報告も書いている子もいました。うれしいですね。

コロナ禍なんかなかった方がいいのは絶対です。ではありますが、その不自由な条件下があったことで絞り込むことができたということは覚えておこうと思います。もしこれを読んでいる生徒諸君がいたら、制約されるからこそ絞り込めること気が付けることを大いに生かしていい時間を作ってください。私も工夫して乗り切りたいと思います。

今日の動画は、その東住吉高校で講座の枕に話した内容を少し紹介しつつどんな感じだったのかというのを別に動画でお話ししています。興味のある方はこちらもどうぞ。

【動画】聞くyoutubeシリーズ 芸能文化科の高校生に伝えたこと(の一部)と伝えたいこと

生徒たちの感想はこちらです。

 

 

 

 

 

 

家族整体・生活整体の普及推進
習慣化の技術 超遅速願望実現法提唱
マイクロストレッチと皮下チューニング

津田啓史(ひろふみ)