実力テスト(抜粋)
「実力テスト(抜粋)」
というので津田が実際に作った「自分の実力テスト」の一部が下記のようなものです。
【 実 力 テ ス ト 】
2020年 月 日
氏名( )
―問題は何―
今回のテストを作って自問自答してみようと思った理由について下記の問いに答えなさい
【問い1】あなたは何かの問題をクリアするために、自問自答をしてみたいと思ったわけですが、あなたはいったい何の問題・テーマをクリアするためにこの自問自答をしましたか?
【問い2】その問題について、より具体的に現状を書きなさい。箇条書きでわかりやすく書くこと
【問い3】その問題はどうなったらクリアされたことになりますか。わかりやすく箇条書きで3つ以上記入しなさい。
―あなたは誰―
あなた自身について質問します。年齢・職業・簡単な経歴を記入しなさい。
【問い1】あなたの考えるあなたの特性、他人と違うところはどういうところですか?
【問い2】あなたの他の人よりも優れていると思われる特技や特性を記入しなさい。
【問い3】あなたが他の人よりも劣っている、不得手だと思われる分野や事柄を記入しなさい。
【問い4】あなたの持っている資産や、職場、地の利、経歴、知り合いなど取り巻く環境を記入しなさい
【問い5】あなたの抱える心配事、懸念などを記入しなさい
―解決方法―
【問い1】あなたは、その問題をクリアするために、どういう方法を用いてクリアしようと考えていますか?箇条書きで3つ以上記入しなさい。
【問い2】その方法があなた自身に原因があってうまくいかないとしたら、どういう状況になった時だと考えられますか。複数回答可能です。
【悪影響や支障の予測】
【問い1】あなたがその方法に着手したとしても、外的な条件がそれを邪魔することが考えられます。まさかと思わず可能性のある問題やトラブル、潜在している問題を書き出しなさい。
【問い2】それぞれのトラブルに対して、事前に備えることで、少しでも影響が小さくなるような対処として考えられることを書いておきなさい。
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と、こんな感じである。まだまだ続くが、なんせ問題の作成者が自分なので状況を良ーく知っているので、非常になまなましい設問になったりもするので、本当はそれが参考になるだろうけど書いていません。
また上記した質問の中で「なんていい角度の質問なんだ、これがまさに俺に欠けていた視点だ」と感心した問題ももったいないからカットしてあります。私はせこい人間です。
まあ幸いにして書くことは苦にならないので、問題作成そのものは苦労せずにそれっぽい文章でさらさらと書けました。カットした中には津田の状況を15行ぐらい書いて「次の問題を読んで問いに答えなさい」なんていう長文読解まであります。(これもなまなましいのでカット)
何が言いたいかというと、上記した津田の問題文をみなさんがそのままスライドして使ってもあまり得られるものはないだろうな、と思っているということです。問題文を「自分で作ってみる」という行為が、びっくりするぐらい頭の整理や現状の認識につながったということです。
そして想定通り今までの自問自答は自問自答ではなかった。自分に聞くなら聞くでそれなりの構えで質問したいことを、ちゃんと意図をもって整理して質問するべきでした。そして、そうやって本気の質問を投げかけられた時には、自分の中から予想もしていなかった答えがいくつも出てきました。
自分に質問するのでも、本気ですると全然違うのですね。私は以上のようなステップを踏んで、発想を少し変えることができました。「できる人」というのは、そういうめんどくさいステップを踏まなくても本気の自問自答ができるのでしょうね。私はできなかった。だから抜け出すために創意工夫をします。
さて、6枚の実力テストのうち、まだ1ページしか解答を書き終わっていません。にもかかわらずそこで手が手が止まってしまったのは、これまた「解答の方向性」を変えるちょっとした頭の中の回路の切り替えが起こったからでした。
続きは来週に。
生活整体研究家
津田啓史 拝