「引き寄せの法則ではなく〇〇の法則こそが重要」
「ことごとくうまくいったとき」「引き寄せまくっていると感じたとき」というのはどういうことかというと、、、
先月の投稿でけっこう反響が大きかった記事と同じ現象です。その記事というのは「呼吸を深くするのは偽です、呼吸が深くなるようなときこそほんものです」ということを書いたあれです。
運動時に「息を深くするな!」とあえて言う その2
私の人生の中でことごとくうまくいったと、後々に感じたときというのは、やりたいこと、実現したいことがほわっと浮かんできた時です。目標や実現したいことを「決めて」「思いうかべる練習をした」ようなことは、はい、この40年実現した記憶がとんとございません。
で、思い浮かぶやいなや矢も盾もたまらなくなって、即座に行動する。してしまっている、そういう時にはとってもとってもうまくいきます。
やることなすことうまくいかない人が、その場に坐したままで「同じ波長が周波数が幸運をまねくのだわー」っと作り笑いで幸せを思い浮かべて、「早く来い来い幸運のタネ」とやっているのを客観的に想像すると、あまりうまくいきそうもない。
ところが、自分の内側からほわっと湧きだした「やりたい!」というものに乗っかって即座に行動を始め、うまくいかなければうまくいくまで、かみ合わない時はかみ合うまで、手を変え品を変え時を変え、言葉を変え、角度を変えやり続ける人がいれば、そりゃうまくいく確率を毎時毎時に上げ続けているわなーっと思える。そしてそういう時には意図しない幸運な出会いやチャンスも訪れる。
ここで前言を翻すのでありますが、引き寄せの法則があるかないかと言えば、「あります!」とあっさりときっぱり断言します。
ただし、若干の追加修正校正が必要であろうと思います。
つまり「引き寄せの法則」があるとすれば、それは「引き寄せ=られる=法則」であろうということです。そうです。「られる」が抜けているのです。逆に言えば「られる」を足せばいいのです。
あなたが小さな磁石に生まれたと思えばいい。あなたがそこにジーっと動かないままで鉄が寄ってきてくっつく確率というのは極めて低い。また対象になる鉄が大きければ、磁力は作用していてもその重量物の方から小さな磁石のあなたに近づくというのは物理的に不可能です。
ところがあなたという磁石が動くことをためらわなければ、あらゆる鉄にくっつき放題です。
ならばあなたは、「ふっと感じた」「湧いてきた!」というときに瞬時にその漠然としたものを受け取って即座に行動に転換するということをするかしないかという一点で、成功確率、実現確率をはなはだしく上下させていると言えます。
意識的に思い浮かべる訓練をしたものには力がなく、内側から湧いてきたものをすくい取って行動した時には成功確率が各段に高まる。それを前提にするならば、私たちが次になすべきことは、まずは湧いてきたときに瞬時に行動できるフットワークのいい自分というものに整備しておくことでしょう。柔軟で丈夫ないわゆる「足腰を鍛える」ということ。
そして内側から湧いてくるようにするには、ふっと無心になった瞬間の雑音のない時があることが重要です。そうすると極めて短時間に無心がおとずれるマイクロストレッチが極めて有効です。(明日に続きます)
意識の持ち方を整えるのも整体だと思っている
生活整体研究家
津田啓史