なるのとするのとの大違い 1

「なるのとするのとの大違い 1」

「呼吸を深くしてはいけない話」は、わざわざ面白かったの感想をいただきました。反響があるといっそう考察が進みますので、今日は日曜日ですが、習慣化の技術単独でのブログはお休みして身体のブログの続きです。

私が大学時代はとてもマイナーな流派の合気道部に所属しておりまして、全国の大学に2つしかその流派の合気道部はない。

わが島根大学と、もう一つは大根踊りの応援団で有名な東京農業大学でした。もともと東京農業大学の合気道部OBで、島根にもどって県立武道館で社会人相手に合気道の練習会を始めていたところに、島根大学生が入り込んで部活化したのが島根大学合気道部です。だから全国で二つだけ。

ということで東京農業大学合気道部の矢口師範は、師匠筋にあたるということで、毎年文化の日に行われる流派の明治神宮での奉納演武会に参加し、東京農業大学との合同練習で学ばせていただいて、その後の練習の糧とするというのが毎年の恒例行事でした。

交通事情が今と違い、大学生に時間が有り余っているのも今と違い、学生にお金がないのは今と同じで、それらもろもろの条件を混ぜ合わせた結果、時間がかかっても安く行くという方針が採用され、島根から大阪までは急行で、そのあと東京までは夜行バスで、だいたい19時間かけて演武会前日の11時ごろ山陰を出発して、当日の朝の8時ごろに東京駅につき、明治神宮までほとんど24時間かけて移動しておりました。

矢口先生からすれば孫弟子になります。なんか山奥の村の青年団が丸一日かけてやってきたという感じで、とても歓迎していただきました。

それでこの矢口先生という方が実に達人だったのです。160センチぐらいのかなり小柄です。東京という地の利からか、練習には近隣のOB、つまり卒業後も合気道を続けている社会人の方も参加されていました。

流派の特徴として、型稽古だけでなく、力は使いませんが自由に技をかけあう「乱捕り」があり、それら社会人OBが矢口先生に全力でかかっていきますが、ひょいひょい投げ飛ばされます。はい、本当にひょいひょいなのでした。

農大の上級生の方にも「高校時代は柔道でインターハイに出てました」というすごい身体の先輩もおられましたが、そういったかたも手玉に取られていました。

この矢口先生という方も、その伝説を聞くと若いころには相当な暴れ者で、「道玄坂の政」という通り名をお持ちの有名人。で当時は柔道をされていた。ところがある日新聞配達をしている若い衆とけんかになったので、投げ飛ばそうと組みに行くとボクシングでポカリとやられる。負けてしまった。こりゃあだめだ、ということで光輪洞合気道の宗主だった平井先生のところに弟子入りを日参して認められ、改心して?今に至るということらしかったのです。

その矢口先生が合同練習で何度も何度も口にされていたのが、まさしくこの「呼吸を深くしてはいけない、呼吸は深くなるのが自然なのだ。深くなるようなことをするのだ」と、同じ意味のことでした。(つづく)

というので、今日も低圧クッションとの濃密な関係性ができることで骨盤力を高める「マイクロストレッチ」にいそしむのでした。

 

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津田啓史(ひろふみ)