【統一体は誰でもできる、はず】
疲れなくなったのはなぜかの続きです。
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それは「背骨を中心に全身が統一体になっているから」という具合に表現できるのですが、こんな書き方をすると「普通の人には縁遠い一流のアスリートか武術や諸芸の達人、名人の世界」になってしまいますよね。
でもよーく考えてみてください。人間は確かに「不統一」「分裂」「首肩バリバリ」な身体の人だらけですが、人間以外を見てみれば、どういう生き物もその種特有の弾力と運動能力を持って「統一体でない個体」を探すのが難しい。
つまり何も余分なことをしなければ、人間だって芯・背骨にまとまった統一体(寄りで)生活できるようにはできているはずなのです。
何か余分なことをやって、いらないところに力を入れて、その分必要な部位の力が抜けているからあちこち張ったり凝ったりする。
余分なことをやめたら、ナチュラルに戻ろうとする働きはあるのです。
そこで触覚を使います。人の皮膚感覚というのは相当にすごいようです。それは、人間に与えられた特性の一つでもあるかと思います。亀のように全身甲羅でおおわれている甲羅に敏感な触覚があったら甲羅の特性を生かせません。
一方で人間は素肌がむき出しです。こんなにむき出しの生き物というのはなかなか珍しい。体毛や羽毛や分厚くて硬い皮ふか鱗などに覆われている生物の方が多数派です。
ですから、人は皮膚の触覚を通して大量に情報を集めて、それで身体のバランスを取ったり、避けたり、逃げたり、堪能したりしていると思われます。
皮膚は自分の安全を確保するために、常に触れている何かの質感、正体を見極めようとしています。
それを使って身体から余分な力みをはがしまくってしまうのが「マイクロストレッチ」です。
空気を半分より少しだけ多めに入れたぐらいのエアクッションを骨盤に当てて下肢を動かします。空気圧が低いので身体の動きに応じてクッションはどんどん形状を変えていきます。
すると皮ふは、変化するものは無意識に追いかけて正体を見極めようとします。そしてその相手は空気の抜けたようなクッションですから実に柔らかい。
柔らかいものがくにゅくにゅと変化していくのを追いかけているうちに、身体の余分な力みがどんどんはがれていきます。
厳密な型があるわけではありませんから、呑み込みの早いひとなら数十秒で、運動に不慣れな方でも数分でコツは分かります。というか身体が勝手に動き出します。
すると、ぎりぎりまで力を抜いているので、逆にもっとも力の出せる身体の動かし方に切り替えられていきます。そうです、力を抜くだけ抜いたら、結局は芯でつながった身体に戻れるのです。
すると表面のコリや張りは減って、芯の連動の方に移動してくれます。簡単なんです。ぜひぜひ一人でも多くの方に早く身につけてほしいです。
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「疲れが加算されない身体」をもたらした可能性がある下記の4つの調整法
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3月27日土曜日 13時~18時
3月28日日曜日 10時半~16時半
3月29日月曜日 10時半~16時半
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今回は土日が空いています。月曜日は後1名
★東京都府中市に変更になりました
4月12日月曜日 10時半~16時半
【受講料】当日1万円をお支払いください。要予約
進化体操と和の体育
津田啓史