整体的な病気の観方

【 整体的な病気の観方 】

今日も足りない脳みそを振り絞り、調べて考えて書いております。ただの思慮不足にはご寛大に、ただし明らかな間違いや事実誤認はご指摘ください。

最近は「むやみやたらに熱は下げない」というお医者さんからの情報発信も増えてきたとは思いますが、それでも世間一般の常識としては、熱が出れば解熱剤を飲んで熱を下げるというのが当たり前の話になっております。

「くしゃみ三回ルル三錠」というCMが昭和にありましたが(いつまでやっていたんだろう。平成に入ってもやっていたのかな)、くしゃみの数だけ医薬品を身体に入れるというこのCMは、よく考えればとんでもなく恐ろしい話です。(花粉症の人は何錠飲まなあかんねん。)

こうやって症状即薬という常識がいつのまにかできてしまうのでしょうね。

過去にも書いたように、人というのは体温が37度を超えると、細胞内のふたがパカッと開いて免疫が元気に働きだすようにできております。

つまり熱というのは病気なのではなく、病気を治そうとするための身体そのものが行う治癒の働きです。病気になったから熱を出して治そうとする。その熱だけ下げれば病気が治ったような気になるのはどう考えても乱暴な話です。

発熱という症状の「部分」だけを見ていると、その熱を下げることが治療のような気がします。

ところが、何かに感染して対抗手段として発熱をして、免疫を活発にし、同じ細菌やウイルスには、次回には対抗できるように抗体を残して平常に戻ります。

さらに言えば、感染している最中は通常以上に体力を使っておりますから、熱が平熱に下がったときこそ十分に休息を取る、ここまでを一連の流れで見ていくと、熱だけ下げるというのはそのメカニズムを無視して、かえって身体が全うしようとしていることを無理矢理中断しているということになります。

こういう考えを持っているわけですが、私の場合は未知の感染症であった新型コロナに対して、この考え方を一時的に封印して、社会全体にとって無難なのは何だろうかというふうに探している、とこういうわけですが、昨日書いた看護師のなほさんの場合はコロナ治療の専門病床のスタッフとして働きながらも、なおもそういう観方を維持されていたということですね。

看護師さんと話をしていて「その観方はしてなかったなー」と感じたのは、熱さえ下がれば治ったような気になるように、ワクチンで抗体さえ増やせばそれでいいのか、という指摘でした。(私が理解した解釈を書いているので、かならずしも正確に書けているとは限りません)

たとえば、コロナウイルスと識別する能力をワクチンで底上げできたとしても、不要な細菌をぱくっと食べて処理するのは好中球だったりします。

免疫と一言で言っても、皮ふの常在菌から鼻毛、鼻水(粘液)など身体の外で働くものから、腸内環境によって活性化されるものなど、幾重にも張り巡らされていて、かつ絡み合って助け合って、全体で一つになっています。

「痛み」とか「発熱」という部分だけを見て、それを消すことが治療と考えれば、それは非常に狭い見方ではないですか、ということを書いています。もちろん、すべての医学を否定してるわけでもなんでもございませんので、本当に救急で必要になったら、その時は病院にお世話になろうと思っております。

幸いここ30年ほどの間、インフルエンザかどうかの診断に行く以外には自分のことで病院に行ったことがなくて済んでいる幸せものでございます。

お話を聞いた看護師さんの立ち位置というのは、ここまで書いたように、一部の症状だけを消すということが本当に医療行為として最適なんですかというあたりを、新型コロナとかそれに対するワクチンというところでもブレずに見続けている結果として出てきたご意見だと理解しました。

さらに私が感じているよりもけっこう強めの警戒感をワクチンに対して持たれているなと、そういうことを感じました。

長い文章ですが、結局「ワクチンを打った方がいいのか、打たない方がいいのか」を説明するような結論にはなっておりません。申し訳ないです。


生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

《マイクロストレッチ入門動画教材 発売しました!》

場所を取らない、費用かからない、効果は抜群、疲労回復からプロスポーツ選手まで心からお勧め!

インターネットの動画サイトにつないで、何度でも繰り返し見ることのできるインターネット視聴版と、パソコンなどで見るDVD版の二つがあります。

全編1時間23分
1.ごあいさつ
2.特徴と効果
3.マイクロストレッチを始めよう
4.マイクロストレッチの呼吸
5.注意と応用
6.習慣化の技術
7.ビフォーアフター

☆インターネット視聴版4,000円
☆DVD送料込み5,000円

>>詳細、お申込みはこちらから<<