皮膚は賢い

きついのを我慢してやらないと成果はでない。筋トレでも柔軟でも。それこそ整体でも。きついほど効いた気がする。そんな中には大きく誤解が混じっています。基本的に生をまっとうさせるものはそこに快適な感じが入るはずだからです。「がんばって〇〇をやるんだ!」に変わる方法の中から、今回は皮膚のお話。2月3月のすべての講座で取り入れている方法です。

たとえば意志の力でいい姿勢を保とうなんて無理な話で、かえってくたびれるぐらいの話です。

ところが、皮膚の触覚を使ってアプローチすると全然話は変わってきます。もちろん皮膚に当てる素材の質感、形状、気のきいた当て場所がそろわないと訳の分からない話ですが、それらがそろうと、姿勢や動きをびっくりするぐらい無理なく整えていくことができます。

例えば、少し幅広のカチューシャで布を巻いてあたりを柔らかくしたものを、首にひっかけるだけで首のコリがくにゃりと大幅に消えます。大人用のエアまくらを正座の脚にはさむと、バランスボール的な作用で正座して仕事しながらエクササイズになり、腰が激変します。

触覚や皮膚感覚を運動や体育に取り入れることで、無理やり強制の体育が、応援の体育・潜在能力の引き出しの体育に変われます。そんなことを最新の講座ではどんどん取り入れていきますから、家でも仕事中でもできそうな身体チューニングがどんどん見つかってきます。

ただし、そういう皮膚反射のワークも、実際の講座の中で体験する方がより明確に大きな効果が出ます。カチューシャを首につけてもそれを完全に無視すればあまり変化が起きません。着けることで引き出されるバランスの取れた身体の状態にフォーカスするほど作用は大きくなります。そして、講習会・講座のように多くの方が同時にその場で実行するほど、共鳴する作用が起こります。生まれる現象がより明確に現れます。

前回

「基本メールマガジンからのお申込みは、講座開催日の二カ月前スタートです。その日の講座を受けた人がまず二カ月後のその講座まで予約でき、翌日からメールマガジン読者の受付開始、一週間後からWEBで一般募集開始です。」

と書いたのは、事務手続きの話のように感じられるかもしれませんが、実はそこに共鳴現象を高めて参加された方の習得率が少しでも上がるようにという理由も入っています。

説明を理解して、見本を覚えて、頭で再現しようとする一般的な講習のやり方だと、私が伝えたいとする他では学べない質感・レベルのものはぜんぜんうまく出てきません。

とろける整体を動画で見てとろける人はほとんどいないと思います。ところが実際の講習で、とろかせることができる人が多数、とろけやすい人が多数いる中だと簡単にとろかせられるようになります。一度できたことを再現するのはうんと簡単なのです。

和の体育そのものが共感や共鳴をベースにしたものだからそうなります。意識でしつけるのではなく、伝わってきたもので変化するのです。だから無意識にできる人の波長に共鳴する。つられる。そうやってできるようになります。

気のきいた反射が出やすい人が集まって、適切なグッズを使って皮膚反射などを動員して「強い身体」「柔らかい身体」「とろけるタッチの手」などを引き出す。新しい人も、そこにまじることで大幅に習得レベルを上げることができる。なので連続参加する人から順に参加しやすくするというルールを明確にすることにしたのです。。

そうすると、1月20日の東京講習に久しぶり参加のN田さんからの感想のように

「昨日はほんとうに、自ら持っているものが考えなくて出てくるものでしたね!!」

というものになるのです。

2月2日で今の道場を自前で始めて20周年になりました。

特にこの12年は延々試行錯誤してきましたが昨年後半から特に中身的には本当にいいものになったと思います。だからこそ、急がば回れかなと思っています。一回だけ体験して面白かったとかではなく、何回も参加して本当に日々の仕事や生活が変わるだけのものを身につけた人を長い目で見て増やしたい。

そういう思いでリピーター優先で募集して、そこに少数の初心者がが入ることで無理なく身についていく講座になるようにルールを決めさせていただいたということです。2月3月は皮膚の反射とできる先輩に「つられてできるようになる現象」、そのあたりを体感していてだきたいと思います。(視野制限も入りますけど)

初めて体験される方は

【大阪】
☆3月20日(木祝)進化体操一日講習
☆4月5日(日)進化体操一日講習

【関東】
★3月8日(日)進化体操:横浜午後4時間
★3月9日(月)進化体操整体総合基礎講座一回体験

あたりがお勧めですが、特に関東は残席が少ないのでお早めにお申込みください。
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