和の体育のスクワットをした後は、触れるだけで人がとろける

●今週水曜日からお盆休みです。

といっても実家にも帰らず、子どもたちも帰省を控えるお盆です。ご先祖様が一時帰宅されるのがお盆ですが、大阪は感染者が多いから帰るのはやめようとか、和歌山は一時感染者が増大していたけれど、その後あっというまに減少して0人が続いているから安心して帰れるねとか仏様は悩んでおられないような気がします。

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【和の体育のスクワットをした後は、触れるだけで人がとろける】

UCLAで「試験でいい成績を取ったイメージを思い浮かべた学生」と「試験までのプロセスをあれこれイメージした学生」のどちらがいい成績を取り、試験勉強へのモチベーションがあがったかという研究があり、後者の「プロセスを思い浮かべた」方が試験結果が良かったしモチベーションも安定したそうです。

学生の場合は定期的なテストが必須ですが、社会人としては未来の設計はもっと自由です。退職の自由もあれば転職も起業もできる社会です(成功するかどうかは別。それじゃあ食っていけなくなるという恐怖があるのもほんと。学生ほどワクにはめられていないことだけは事実ですよね、という意味です。)

だから学生の場合はテストでいい成績をとったイメージが「湧いてきたとき」に都合よくテストがあるわけではありませんから、「試験までのプロセスをあれこれ【思い浮かべる】」ことがいい成績を実現するためにやむを得ないですが、社会人やテスト以外であるならばどうせなら「湧いてきたこと」を実行することの方が楽しそうですし、身体が味方してくれます。なんせ身体から湧いてきたことを実行するわけですから、反対する理由、邪魔する理由がありません。

もしもあなたが「身体の奥底から湧いてきたことを実行することで、実現可能性を上げる」というサイクルを育てる方を選んだなら、やるべきことは「成功をイメージする」ことよりも「身体から湧いてきたことをすくい取って乗っていく」ということになります。

「湧いてきたこと」というのは「ふだんならやらないこと」「通らないコース」「使わない角度」「ふだんなら思いつかないこと」などの形を取ります。湧いてくるのをじゃまするのは「いつもどおりのパターン」「がんばってその形を保っているという無理」などです。

怒涛のように目標達成までのプロセスのアイデアが湧いてくることというのは、数年に一度ぐらいの頻度でしかありません。これだと湧いてこない間というのは面白くないです。ということで、湧き出てくる可能性を高める行為を日常にちりばめ、すくいとる行為が習慣化する可能性を少しでも高めるために「和の体育のワーク」の中にも実は取り入れてあります。

怒涛のようにアイデアや次にやることが湧いてくるというのを、水が沸騰するさまで例えるならば、煮えたぎるお湯も最初は小さな泡粒から始まり、次第に増えて合わさって大きな泡になります。

つまり「ふっと浮かんでくる小さなこと」をすくい取ることによって、水温の上昇につなげることができるのです。ふっと湧いてきたことが今すぐ行動できることなら即座に実行して、今すぐできないことならば書き留めて後でやる。メモに書く。そういう地味でめんどくさいことが結果的に大事だと実感します。

それらのことは「ふだんなら見過ごすこと」であり、「やらないこと」であり「思いつかないこと」であり、「そういう切り口では整理できていなかったこと」です。つまり「パターンがなんか違う」ということです。

ということは、願望を実現するには、「内在しているにもかかわらず、表面化してこない【いつもと違うパターン】が生まれやすくすることこと重要になってきます。いきなり頑張ると、「いつも通りの頑張り方」で結果はあまり変わり映えがしないものになります。

今回紹介の動画は、「筋トレ=繋トレ」でスクワットをすると、とろける整体の「人をとろかせる力が一気に増す」という動画ですが、その「繋力を増すようなスクワット」に変質させるために「湧いてきたものに乗る」というプロセスと、「何かとかかわるという【イメージ】」を使っています。

【動画】つながる和の体育のスクワットをやるととろける整体ができる

このスクワットは「スクワットするよ」というテーマはすでに身体に伝わっています。そこは身体に依頼済みであると考えます。しかしながら、腰の下ろし幅、膝の曲げぐあいなどは決めていません。体の方にお任せしています。そして、力を入れずにほんの少しの動き幅で始めます。赤ちゃんに戻って始める、微細な動きから始めるということで「ベイビースタート」とか「マイクロスタート」と呼んでいます。

そして徐々に動きを大きく「しない」のです。しません。しようとしません。勝手に動きが大きくなるのに任せます。そういう構え方だと、身体の方が勝手にふっと曲げ幅を増やしたり、いつもやらないテンポを出してきたり、いつもなら力むところに力が入らなかったりという「いつもと違うスクワット」を出してきます。

つまり「芽が出たものに水をやり、成長を見守る」というスタンスで筋トレをするのです。つまり出てきたものを育てるのです。「体」から出てきたものを「育てる」。この方法だとどこかの時点で身体が勝手に動き出すかのような感覚に出会える確率がぐっとあがります。しかも疲労感は極端に少なくなります。

ふっと出てきたいつもと違うものを、すくい取って乗っていくという行為そのものです。

だから進化体操は【和の「体育」】を名乗るのです。身体に強制するものは「体育ではありません」。「体育」を文字通りにやろうとすると、「体にあるものを育てる」のが必須。

そしてその感性は、何か願望実現をするのにも必須であろうと思うのです。

 

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