意見が偏っている自覚あり

【意見が偏っている自覚あり】

今日も足りない脳みそを振り絞り、調べて考えて書いております。ただの思慮不足にはご寛大に、ただし明らかな間違いや事実誤認はご指摘ください。

私はもともと「風邪ぐらいだったらどんどん引いて、薬を飲まずに経過して、出るようならどんどん発熱して、風邪をひくたびに丈夫になっていけばそれでいいじゃないか」という立ち位置で人生を送ってきております。

そこから言えば、どちらかというとワクチンなんか打たないで自力で経過していこうよという立ち位置が本来に近いのですが、今回はどちらかといえばワクチン(かなり安全性が高いという前提での話ではありますが)を推進する側に偏っております。ですから、読まれる皆さんも津田は今回は偏ってるという自覚があるらしい、というのを割り引いてお読みください。

何ヶ月か前の東京都が対象だったか日本全国だったか忘れましたが、コロナ以後生活が苦しくなった人はどれぐらいいるかというNHKの調査で、70%の人が変わりないと答えている結果を見てめちゃめちゃびっくりしたのです。

もちろんその中には、会社としては大変で、経営者は顔が引き攣っているかもしれませんが、融資を受けたりやりくりしたりして、社員の方はさほど影響が出ていないとか、そういうこともあるのかなという風には理解解釈しています。

私のほうは、延々休業していますから、どちらかというとめちゃめちゃ影響を受けています。ただ、スタッフを雇っていませんし、道場もオフィスビルの3階だから路面店に比べれば家賃も安いとか、諸々の事情で和歌山に家があるのでとりあえず住むところがあるとか、夫婦共働きで自分の収入がなくても収入がゼロになることはないとか、そういった幸運に恵まれているので、補助金・給付金、国民健康保険の減免申請して還付金とか、そういったものを片っ端から探しては申請し、少しずつ教材を作ったりメールセミナーをインターネットで配信などして、なんとかつぶれないで済んでいるというだけの話です。

もしも、住まいと道場を借りて家賃を払いながら維持していたとしたら、とっくに廃業せざるをえなかったと思います。紙一重で土石流がぶつからなかった住まいみたいなもんです。たまたま助かっただけ。

だから、コロナ禍で廃業を余儀なくされているとか、クビになったとか、仕事がなくなったとかそういった人がものすごい数出ていることの方が、切実に身に沁みます。紙一重の自分の姿です。

災害救援つながりで知り合った関東の友人が、昼間は障害者施設の職員として働いているのですが、夜はそういった仕事を失ってホームレスになってしまったような人を、なんとかつながりを作って国の福祉の制度につなげるようなボランティア活動をしています。

えらい学者や評論家やコメンテーターの意見よりも、現場に身を置いて事態をなんとかしようと実際に動いている人の意見が、もっとも聞くに値する意見であると前にも書きましたように、その友人に電話をして色々と話を聞いたりしました。

そういうこともあって、コロナがなければ何とか生活はしていけた数多くの人が、気がついたら携帯も止められ、住むところも追い出され、所持金数百円で何の情報もなく途方に暮れているというようなことが山のように起こっている実態を、当事者(助ける側ですが)から直接聞いたりもしています。

コロナが収束しない限り、そういう立場の人は、増えこそすれ、減るようには到底思えない。一日でも早く収束させられないだろうか。コロナで死ななくても経済で死ぬ人が出たら、どちらもあかんでしょ、と思うわけです。

そういう思いが根底にあるので、ワクチンが比較的安全で、高齢者の感染が激減し、結果として重症者や死者が激減し、医療にかかる負担が大幅に減ったら、社会活動経済活動を再開できる度合いが増えていく。そうなるとそういった人たちもまた再び職や住まいを得て、生活を立て直していくことができる。

そういう思いがあるので、何とかワクチンがまともなものであって欲しい、何とかその効果がちゃんと発揮されるものであって欲しい、じいちゃんばあちゃんで亡くなる方が激減してほしい。そういう数字が出てくれば、いろんなところを変えていける。自分も含めてにはなりますが、困窮している人が助かっていく。

そういう願望が強くありますから、どうしても私の見方はワクチン推進寄りになってしまいます。(つづく)


生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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