どういう人がコロナで重篤化するかのある切り口

自宅生活を快適にすごす動画を一つ作るのにもなかなかに準備が必要で、そこに手がつかない日が多いというのもありますが、ある意味、悶々として鬱屈として手がつかないという方が大きいです。

 

感染拡大防止に協力するべきだと思っているので、一切の体人仕事を止めて、自宅にほぼこもっているわけです。はい、だから収入はありません。

 

がんばって、社会に向けて頑張るのをやめるというがんばり方をしているわけですから、その自粛が報われてほしい。一か月、二カ月自宅にこもった結果事態が大幅に改善したねと、先の見通しがついたねという状態が少しでも大きくなってほしい。

 

でもあっというまの一か月で、なにか目指す方向もゴールも何もアバウトのままなんとなく恐怖をあおる報道だったりして、私の脳で考えてもおかしなことがおかしなまま進んでいたりします。ええい、だったらこうなったらまともなのと違いますか、ということを書こうと思ったしだいです。少なくとも私の書いたものを読んでくださる数百人の方にだけでも届けようという気になった自粛生活二カ月目なのです。

 

そこを書き出すと長いので、色々調べたり考えたことを順次書いて理解していただこうと思います。

 

とりあえずは、今までと繰り返しになりますが、あいうべ体操は大事みたいですよということをFacebook投稿を転載することで書いておいきます。

 

【ブックカバーチャレンジ ただしバトンは渡しません】

お義父さんから「ブックカバーチャレンジ」が回ってきたけど、啓史さんよく本を読むから代わって、との依頼を受けて開始。

 

本を読む文化が広がることを願っての運動みたいだけれども、一日一冊紹介しつつ、一日一人を招待してという運動のよう。本を読む人が増えるのは賛成だけど、運動の形態そのものに非常に抵抗を感じるのです。

 

だって、ウイルス感染のメカニズムに似すぎではないですか。

 

実効再生産数を1より下げよう!と仕事を休業して自宅にいるのに、実効再生産数7ってどうよ、と思うのです。すいません、ひねくれもので。指数関数的に広がると後の人ほど紹介する人がいない、紹介できる本がない、というのは明白ですね。

 

お義父さんの知り合いも寛大な方で「僕も無理やり広げなくていいと思いますよ」と言っていただいたので、はい、私は勝手に7冊にも一日一冊にもこだわらずに面白いと思う本を紹介します。

 

で、いきなりルールを破って同じ著者の本を2冊です。

 

新型コロナウイルスが重篤になるのは、「サイトカインストーム」が起こった結果です。

 

これは自分の免疫=身体に備わった防衛反応が暴走して自分で自分の肺を攻撃してしまうので、それが起こった人がある日を境に一気に悪くなるというメカニズムです。(公的に確定した情報ではないようですが、可能性が高いと思っています)

 

重篤化しやすい慢性疾患=持病を抱えているというのは、多くは自分を守るための仕組みが限度を超えて過剰に働いている場合が非常に多いのです。

 

高血圧というのは病気ではなくて、適度なところまで血圧を上げる能力が過剰になっている状態です。だって血圧を上げる能力がなければ、引力にさからって脳に血液がいかないで死ぬじゃないですか。ちなみにキリンはあまりにも頭が高いところにあるので、ものすごい高血圧です。でも必要があって血圧上げているので、高血圧が正常血圧です。

 

糖尿病というのは、インシュリンという大事な分泌物があまり出せないという方向の異常です。花粉症などは、適度に分泌して異物から身体を守る働きの涙や鼻水が過敏に出過ぎている状態です。リウマチは、異物を攻撃する働きが関節などを攻撃してしまっています。

 

もとにある働きそのものは、死なないためのちゃんとした仕組みなのです。それが暴走したり、暴走した結果疲弊した結果機能不全をおこしている。そういうメカニズムが圧倒的多数の持病の背景にあります。

 

だから持病を持っている人の新型コロナでの重篤化がしやすいというのは、機能の暴走か疲弊が起こっているような生活習慣の結果の方が、サイトカインストームという自己免疫の暴走を招きやすいというふうに考えるととても辻褄があうのです。そこまで疲弊していない若い世代では、重症者が少ないというのも辻褄があうのです。

 

それで紹介の本です。

 

著者はリウマチを診るお医者さんでした。で、大きな声では言えないけれどリウマチの人は口臭がきついなと思っていたんですね。それでよくよく見ると口をあけて口呼吸をしている。鼻孔からのどにかけて何段階かの免疫の関所があるんですが、ここを素通りして雑菌やらなんやらが直接のどに入る。

 

そうすると、分散防衛システムが一点防衛になり、より濃い雑菌の対処が過剰にかかかる。それで口呼吸を減らせばいいんじゃないかという事で、口にテープを貼って寝てもらうというような「鼻呼吸の習慣化」を患者さんにやっていってもらったらリウマチの患者さんがどんどん薬が軽くなっていった。

 

それで口を鍛えて、舌を正常位置にして鼻呼吸を習慣化する口の体操を作り、寝る時は口が開かないような口テープを提唱している本です。リウマチから始まったのですが、メンタルに効く人がいたり、歯周病だったりアトピーだったり潰瘍性大腸炎だったりと実に多様な患者さんが治った。

 

ある小学校は地域でインフルエンザが流行っているのに、毎日あいうべ体操を実践した小学校だけ感染者ゼロ(小さい小学校ですけどね。何十人ぐらいの)の年まで現れた。

 

サイトカインストームのような生命にかかわる過剰な暴走を起こさないために、口呼吸による四六時中の免疫の働き過ぎ、疲弊をまず減らそうという本です。今井先生のお名前でたくさん出ているので、他の本でもいいかと思います。読むだけではなく実践されることをこころからお勧めします。

 

サイトカインストームについて参考にしたお医者さん 田頭秀悟さんのブログ。
 (意見としてとても近いです。)
 https://tagashuu.jp/blog-entry-1754.html

 

今井一彰先生の本
 『免疫を高めて病気を治す口の体操「あいうべ」』マキノ出版
 『あいうべ体操と口テープが病気を治す鼻呼吸なら薬はいらない』新潮社

 

こちらの動画もご参考に!