ムカデを止めるな!

今日も新しい動画を追加できました。

『指の組み方を変えるだけで肩こりを取ろう』

先日「メンタリストのDaiGoさんのスタイルのパクリ」だと書いたのですが、見た人からは「古畑任三郎みたいですね」と感想頂きました。(笑)どういうことなんでしょうね。

 

新規の感染数が全体的に下がってきたせいでしょうか、私自身なんか悶々としたところからちょっと抜けてきたみたいですね。まあ油断はできませんが。新しい感染者数が減っているのは確かですから、それはうれしいですね。

 

前回の続きです、お読みください。

 

前回は、国民全員が全員合意で同時にお金を支払うことも受け取ることも放棄したらどうなるんだと書きました。結論は「私のお金が増えない」ということ以外は実は問題がないのではないかということを書きました。それが可能なら、理論上はどのお店も企業も倒産しない可能性を書きました。

 

お金というのは、人間共通の「購入できる権利」という頭の中の約束事だということですね。そして「食料や資源がある状態で、全員が同じだけ働いていれば、支払いを止めるということをしても誰も倒れない」という可能性も考えました。

 

そこまでは頭の中の理屈の話です。

 

ところが今、この国で実際に起こっていることは、そのお金の価値を生み出し、分担することで国民全員が生きていくためのおおもとになっている「人が働く」ということを全国規模で止めちゃったということなんです。

 

これが災害のように家が流されて橋が落ちて高速道路が倒れたりしていれば、その被害が目に見えますからなんとかしなくっちゃとなります。ですが電気もガスもとまっていないし、水道も出てくるし、スーパーも開いているし、通販でものを買うことも送ることもできるから今まさにつぶれようとしているお店や中小企業の人でなければ、実感が薄いかもしれません。

 

でも日本が世界に誇る大企業であるトヨタが、今年一年では昨年の2割ぐらいしかいけないと思いますって言っているんです。日本でトップクラスの海外でもどんどん稼いでいる年収1,000万の人が、今年は年収200万円になりそうです、どう頑張っても、と言っているんです。(一昨日の報道)

 

ステイホームでテレワークとか言っていますが、この国を支えているのはステイホームもテレワークもできない人のおかげです。資源やエネルギーを家庭まで届けることをしている人です。食べられるものを作って家庭まで届くようにすることにかかわっているすべての人のおかげです。道路や鉄道を維持してくださっている人のおかげだし、自転車や自動車を作ったり売ったりしてくれている人のおかげです。

 

そういう現場で汗を流している人がワク組みをがっちり作ってくれています。おかげで国として成り立っているわけです。それでそういう仕事というのはあまり大儲けできません。株式投資やら仮想通貨で儲けている人なんかは、そういう人が社会を維持してくださっているからできる話です。早いはなし、全員が明日から株式投資で食っていくと言って仕事を止めたら、その瞬間にすべての株価は大暴落します。

 

そうやって社会を支えてくださっている人のワク組みの余裕で、遊んだり勉強したり鑑賞したりといってた周辺までふくらんで毎日があります。さらには、社会的に弱い人や病気になった人も抱えても大丈夫なようにして社会があります。

 

それで話はコロナです。

 

コロナがどれくらい怖い、どうなった時怖い、どういう人にとって怖い、どういう場面で感染する、医療に対してどういういう影響がある、どう対策したら危険性を減らせる、その対策にどれぐらいの時間がかかる、どれぐらい怖かったものがどれぐらい怖くなくなったか、そういうことを調べたり対策を打つということを政府や公務員の人に国民はお仕事として委託しているわけです。

 

それで、なんとなく怖いような気がする、外国も大変だし、というレベルでなんとなく「緊急事態でーす」とやって、なんとなく「一か月延長でーす」とやってなんとなく「でもまあ感染者の少ないところは止めていいでーす」という極めてアバウトなまま進んでいるわけです。

 

話しはずれました。

 

経済とか雇用とかいう難しい言葉で新聞なんかに書かれるので、それってお金持ちの大企業のお話しみたいな印象で私自身がうけとってしまっていたのです。それで今回のコロナの件を機会に、主夫したり犬の散歩したりといった時間に考えて考えて考えたわけです。通算すると十時間単位で考えたことになります。

 

そうすると、経済って日本の国民全員でやっているムカデ競争みたいなもんなんだということが見えてきたのです。

 

それでそのムカデ競争がスムーズにせっせと進んでいると、国民全体で豊かになっていくということがわかりました。ムカデが遅いのが不況不景気ということですね。それで昨年に消費税を上げましたら、そのムカデがどーんと減速しました。それで年が明けてひと月ふた月でコロナショックです。ムカデを強制的に止めてしまったのです。

 

ムカデと言いましたが、鳥みたいな面もあります。羽ばたいている間は落ちないのですが、翼を広げないで羽ばたくのをやめれば落ちてしまいます。ここからお店から零細企業、中小企業と今はまだストップさせている状態です。(早いところは倒れているにしてもまだ始まったところです)

 

ところがそこから本当につぶれるところが出てきます。ストップしているだけならムカデは走りだせるんです。ところが倒産するところが出てくるというのは、ムカデ競争の中でこける人が出てきているような状態です。前後のメンバーがこけたら、というかそのムカデの中に一人でもこけた人が出たらそのムカデは進めなくなります。

 

人が働くからお金に値打ちも出てくる、分担してパスを回し続けることで人が飢えない、死なないんです。それを止めた。その間に一切の支払いを免除にすればそのまま再開できます。でもそれはできない。みなさん払うものは払えと言われますから。

 

だから、かわりにお金を動かす必要があるというのが給付金とか補助金とか協力金とかそういうやつです。血液の流れを止めちゃったんです。すると末端の弱いところから壊死してしまう。だから世の中に強制的にお金という血液を流通させないといけないということです。

 

だから、10万円でも地方自治体の休業協力金でも国の持続化給付金でも受け取らないといけないんです。受け取ったらどんどん支払いに回す。何かを買う、食べに行く。そのスピードが速いほど助かる人が増えます。人の意志で止めたやつだから、それは人の意志で使わないと病状が深刻になります。それでも今の経済対策というのでは金額的に足りないのです。もっと増やす必要があります。そんなことをすると国が破綻するという意見があります。

 

それはどうなのかというのは続きで。

 

進化体操と和の体育
新大阪健康道場

津田啓史 拝

 

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