新大阪健康道場は、全国的新規陽性者数が増えている状況、特に大都市部での医療体制がひっ迫していることなどの状況を受けて、当面はいつまでという期限を定めないで休業ということにさせていただいています。
*************************************************
「国を元気にするお金の考え方 3」
昨日書いたことは、5月ごろに書いたお話と同じです。5月はこの後、「あらゆる支払いを免除、受け取りを放棄するというのは現実的ではないので、かわりに政府がお金を刷って支払いできるように配れば、世の中は何事もなかったように進むんじゃないのかなあ」というところで終わったと記憶しています。
(下記文中 …続きを読む をclick!)
お金は国民の血液?氣?+皮下チューニング13
ムカデを止めるな!
経済の整体 急げ!
そのあとの8か月もずーっと考えてきました。あらゆる支払いを免除しても、「なぜ世の中が崩壊してしまうという事態にならないか」という考察です。
結論を先にお話しすると、今の日本にはまだ「供給する能力があるから」だったんですね。
単純化して小さな村みたいなものを考えればいいです。
その村では生活するためのきれいで豊富な水もある、木の実もたくさん取れ、マキも豊富な山もあるし、切ったら植えている。動物もたくさん獲れる。みなで上手に分担して道具も作っている。メンテナンスもできる。広場や道路も整備している。飢饉に備えて備蓄もしている。
天候不順にも強い作物や、収穫量の見込める作物も計画的に作付けしている。だから村人が食べても、使っても余裕がある。だから貨幣はないけれども、飢えることなく豊かに楽しく毎年をすごしましたとさ。めでたしめでたし。
つまり食料や資源や交通、インフラ、生産設備、流通の仕組みなどが整備されて、ものが途切れなく流通できるような状態こそが豊かな世の中の実態で、そういう状態であれば、実は貨幣は必要がない。決して貨幣経済が世の中の実態ではないのですね。
整体というのは「身体はもともとこういうふうにできている」ということを見定めます。そして、どういう使い方やとらえ方の間違いで、その「もともとあるものを損ねているのか」を探して「どうすれば本来の力を引き出せるのか」ということを試みていきます。
とろける整体というのだって、「もともとはほかの生物同様に弾力に満ちているはずの人の身体というものが、どうしてこんなに硬さを保ち続けられるのだろう」という視点で身体を観ているということです。硬さを保っている思い込みたいなものを外していくと、結果的にとろけていきます。元に戻るということです。
だから、この「お金の話」も、経済理論を先に勉強して語っておりません。もともと世の中というものはどういうふうに成り立ってきたのかなというところをずっと考えて、そこから逆算で見て、最後に最低限経済の理論を調べていくようにしています。
今の世の中、何をするのにもお金が必要です。まずお金ありきです。衣食住、教育、移動、お金がないとほとんどのことができなくなります。だからお金を先に考えてしまいます。でも「本来」にもどればそこは逆じゃないでしょうか?
もともと水や食べ物があって、暮らしが成立しました。今の世の中はそういったシンプルな暮らしの要素がどんどん細分化されて発展した結果です。今の生活がもともとの形ではありません。極論でしょうが水も食料もない世の中になってしまったら、その時はどんなにお金があったって生活していけません。今ものすごい力を持っているお金、お札もその状況ではただの紙切れに戻ります。
人が最低限飢えずに、生活していける世の中があって、その世の中を維持、さらに発展させることを促進できるからお金があることを許されていると考えられないでしょうか?もともとどうだったか、というところからスタートすればそう見えるのです。
(つづく)
個人の整体を研究すると、国も整体が必要だと思わざるを得ない生活整体研究家
津田啓史