経済から見る骨折の話 2

【経済から見る骨折の話 2】

家内が両手首を骨折したときに、どういうテーピングをしたかという話の続きです。

それで、家内の骨折のときも、全身のバランス調整と、手首そのものではなく、骨折部位から少し離れた前腕あたりや甲の部分で「ここに軽くテープを貼り付ければ身体がまとまる」というところにしるしをつけるような感覚で、細く長く切ったテープを貼りました。

決してぐるぐる巻きにして固定、保護するというものではありません。ほぼ「手首と肘をつなぐ線」と「前腕をCの字に横切る線」を5ミリぐらいに細く切ったテープで書くように貼るだけです。

折れた周りでバランスが回復する=動きやすくなるようなテーピング(マーキングといった方が近いかもしれません)だけして、ふつうに出勤して、できることはやり、痛いことはやめるというふうにしていましたら、2週間でウクレレが弾けるようになり、(曲によりますが)教室に行ったら他の人にたいそう驚かれたということです。

身体はもちろん無理をかければ壊れますが、使っている方が回復するというのが道理だということです。(本当に安静が必要な場合はもちろん除きます)

だって、不自由であっても使おうとすれば、それは身体に対して「回復する、治る必要がありますよ」とメッセージを送っていることになります。

全く動かさないで安静にする、ということを身体の方から見れば「あれ、動かす必要がないの?」ということになります。「なんだ、急いで治る必要ないじゃん」というメッセージを送ったことになります。

だからどんどん動かした方がいい。(壊れるような無理はしない)

生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝