ワクチンのこれから

【ワクチンのこれから】

ワクチンは「この夏の高齢者保護のためには有効だから最優先で進める」なら分かります。決め手にはなりません。それは、、、の続きです。

日本でワクチン接種が始まったのが2月17日。つまりちょうど半年ほど経ったわけです。一昨日書いたように、初期の頃にワクチン接種を受けたお医者さんが、最近になって抗体の数を調べてみたら3分の1ぐらいに減っていて、これはやばいぞということがもう起こっています。

いろいろな自治体の方や、大学や企業や医療機関の方が努力して工夫して無理して都合つけて半年頑張って、現在2回のワクチン接種が終わっている方が33.8%です。1回のみ終わっている方は44%です。(私はまだ1回組です)

ちょうど3分の1です。菅総理は11月いっぱいで希望者全員にワクチン接種を終えるのだ!とおっしゃってますが、過去半年の倍ぐらいのペースでないと実現しないので、普通に算数ができればかなり難しいということは素人でもわかります。もしもそれが実現できたとしたら、現場の方々の努力が尋常ではなかったということです。偉いのは現場の方です。

そして、今の時点で予想していないといけないことは、希望者全員にワクチン接種が終わった頃には、初期にワクチン接種をした方々の効き目が薄れてきている可能性がある、ということです。

変異株によっては、有効性も下がっているというのも目にします。だからワクチンによって、この夏一定数の高齢者の重症化や死者を減らすことには成功したと言えるかもしれませんが、今後は全く未知数で、様々な対策を打たなければならない、というのが現状です。素人が考えたってそういうことです。

決め手なんてありません。

政府の方々は、オリンピック開催によって直接的な感染者の増加は見られないということを言っているようです。これは評価の仕方を間違っていると思います。

比較するとしたら、もしオリンピックを延期または中止して、そのことによって余ったあらゆる資源を、この夏感染を抑えることに注力していたらどうなっていたか、ということと比べるべきでしょう。

この手の話は、書かずにはおれないのですが、やたら時間ばかりかかって、書いていてだんだんゲンナリしてくるのです。自分の中でも「こうやればいいんだ」というものが見えているわけでもありませんし、推進していく力を持っているわけでもありませんし。

すいません、愚痴りました。

今分かっていることだけ書きます。今日現在(12日)の死亡者数だけ見れば、第四波よりも激減しています。

ただし重症者数は、第四波のピークである1,400人にほとんど並びました。

今現在は、オリンピック期間中に感染した人の数が表面化していく時期で、関東圏がやや鈍化、関西圏は過去最高を更新中という状況なので、重症者はまだ数週間やそこら増え続けるのは間違いありません。

今の段階で4日間で200人ぐらい増えてますから、ペースが変わらなければ2週間で2,000人を超えるようなペースです。

一つシビアな話を書いておくと、第四波までは重症者には高齢の方が圧倒的に多かった。なので助かる人は比較的短期期間で助かり、そうでない方は短期間で亡くなられてしまいました。

今現在は、それよりも若い世代が重症化しているので、体力のある分すぐに亡くなられる方は少ない。その結果、ますます重症者用の病床はあかなくなります。

今現在の死者数が少なく抑えられている背景には、そういった状況も控えているということです。なので、数週間後から死者数がどんどん上がってくるという可能性も十分に考えられます。だから「ワクチンは決め手」ではなく、決め手になり得たかもしれない、が、間に合わなかったと評価しないと次の手が遅れる。そういうふうに思っています。


生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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